ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

新しい伝統工芸

2016-08-27 15:20:16 | 旅行記

台風近づき、天気悪く、計画していた乗鞍岳登山(下山)を中止。
以前から気になっていた漆塗りのガラスを見に。
木曽は平沢地区。今は塩尻市に。

山あいの狭い街、両側に漆塗りの塗師の方達の作業場兼店舗。

この集落、ほとんどが漆塗り関係。しかも古い街並み。観光地としてはまったく無名ですが、なにか、新しいものを発見したようで、得した気分。
その中でこの地区では唯一、ガラスに漆塗りの加工をされている方ののお店へ。

中のショールームには色とりどりの製品が。

元々、ガラスと漆は相性が悪く、中々製品化できません。 確かに漆は、木工製品の湿度を保つために使用されるものなので、ガラス加工、というのは、想定外の使い方。 その中で、日本でも数少ない、漆塗りのガラス加工製品。


冷酒用に思わず購入

酒器、食器などをちょっと代えるだけて、いつもの食事も、心豊かな気分に。

”洋(ガラス)”と”和(漆)”との見事なコラボ。


落ち着いた街並みが素敵。
この時期にしかない、中々手に入らないものを手に入れるために、旧高根村(現高山市)へ。
途中、野麦峠経由



昔、女工さん達が命がけで越えた野麦峠、車で10分

悲しい歴史も、風化されてしまうのでしょうか?
野麦峠を越えてようやく、旧高根村で目的のものを

”タカネコーン“
日本でも有数の甘いトウモロコシ。
夏の終わりのほんの僅かな時期にしか出回りません。というか、高山の町中でも、滅多に手に入りません。

やっぱり甘い!
タカネコーンに会えると夏も終わりですが、今年は中々、夏は終わりそうもありません!
早く、秋よ来い!

日曜日には高山で、今はなくなった技術の工芸品 “千巻き” 白地の木の木目が綺麗に。 ただ、歴史的には、そんなに古くからあるものではないそうです。 高山の漆加工をされている方にお聞きすると、あっという間に出てきて、あっという間になくなった、と。 とはいうものの、これを探し求めている人達は多いそうです。 漆加工をされている方が、ストックしていたものを、紹介されて。

掘り出し物発見。

高山は来るたびに、新しい出会いが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする