ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

緑春慶塗、お酒。色々と変わりつつある日本

2015-08-24 12:26:28 | 食・レシピ

毎年、夏の終わりに行く高山。
本当は乗鞍登山の予定が急遽、金曜日に東北へ出張となり土曜日の朝、宮城県北部から移動。名古屋から高山は車で2時間(一般道で3時間)、昼過ぎに名古屋を出てノンビリと。

相変わらず、ウィスキーは品不足。そろそろ無くなりそうなものを。

嫁さんは果物の豊富な高山の今が旬のカクテル。
白桃とスモモのカクテル。本当に飛騨地方は果物のをはじめとした農産物が豊富。
もう10年近くお世話になっているバーテンダーさんとお酒の話しを楽しく。そこで”シャンパンと餃子は合う!“と盛り上がり。

日曜日にシャンパンを買いに。
日曜日はいつもの喫茶店で。
名物の白桃のジュース
宮川の朝市をブラブラしながら宮川のほとりでキュウリ。

今年は日本人がとても少ないそうです。と言うのも北陸新幹線の影響で高山よりも北陸へ観光客が流れているそうです。そのせいか外国人が目立ちます。西洋人の多さはいつものことながら、アジア系の人たちも多いです。顰蹙ものの大陸の人達は少ないようです。
いつも高山へ来ると必ず寄る春慶塗の卸、製造販売をされている“こくわさん”へ。緑の色が鮮やかな春慶塗。春慶塗と言えば赤系統が普通。緑色の春慶塗はとても珍しいもの。千円札一枚程度。今、朝ドラで能登が舞台となっています。能登と言えば漆塗り、そしてドラマはパティシエが主人公ということで、ケーキ用のお皿として漆塗りの小皿の需要が増えているそうです。伝統的なものも、常に新しいもの、新しい使われ方をして変化し続けています。家の電球色のLEDの下ではあまり上手く撮れていませんが深い緑の色が綺麗。いつも近所で買うケーキも美味しそうに(失礼、美味しいです!)


お昼はいつもの“鈴の屋さん”の天とじ丼。100年以上続く老舗の味。絶品。

帰りの途中、ワインに関心がある人たちならば一度は聞いたことのある“坂本酒店”さんへこのお店、山あいの小さな駅の久々野駅近く。なにが有名かというと先代が地下にワイン保管用のトンネルを、そしてその息子さんは地質学の専門家で現経営者。その品数の豊富さ、さらに希少なもの等で全国からこのなんにもない(失礼!)片田舎に購入に多くの人達が訪れます。勿論全国の名だたるレストランからも。以前から知っていましたが昨晩話題になった“餃子とシャンパン”のシャンパンを。

でも、色々ととお話しをしていると面白いことがあって楽しかったです。
長野県は県を挙げて東御市近辺を日本のワインの大生産地にすべく多くの人材を投入していて、段々その成果が出始めている、とのこと。また、リンゴ農園の高齢化のため、高所作業のないワイン畑への転換がドンドン進んでいる、等。
色々な伝統、長年の農業、皆、ドンドン時代に合わせて変わりつつある、そんなことを感じた、プチトリップ。

ちなみに、お店のお勧めのシャンパン、1000円。

コメント
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