”東京駅”をモチーフ にした映画。東京駅の改装記念も兼ねてJR東日本が全面協力。
映画の内容は、大体想像できる内容。ただ、このクリスマスシーズンには、ぴったりな(?)映画。
オムニバス映画なので、出演している役者のうまさ、へたさがストレートに。
映画館は結構混んでいましたが、不思議なことに、カップルは数えるほど、ほとんどが女高生か若い女性。我が家は多分、上から数えて片手に入る、年齢層でした。
”駅”での出会い、別れ。
どうしても、”別れ”というと上野駅、”旅立ち”というと東京駅、そんな、印象が強いです。やはり、車止めがあり、行き止まりとなっている上野駅のほうが”終末観”が強く、また、”東北、甲信越”に向かっている線路は、東京中心に考えると、”ターミナル”の感がつよいからでしょうか?。
今から30年以上前に、学生時代に東京の自宅から仙台へ帰るときに、よく東北本線の特急”ひばり”を利用していました。
この”ひばり”の最終便は夜8時に上野駅発、仙台着11:15分。
この最終便ではよく、(当時の学生であった自分よりも少し)年上のカップルの別れの場面に遭遇しました。特に日曜日。
電車に乗っているほうが男性、女性、さまざまでした。
彼氏と別れて、ずっと黒磯くらいまで泣いていた女性、窓越しに手を合わせていた男性、色んな、光景が思い出されます。
今の時代と異なり、携帯もメールもなく、連絡を取る方法が電話か、手紙しかない時代。今の時代、テレビ電話もあり、いつでも顔を見ることは可能です。
また、今回の映画でも出ていましたが、東京駅と言っても電車だけではなく、高速バスも昔はありませんでした。
そして、やはり、”新幹線”と”在来線”の違い。
上野(東京)⇔仙台が1時間半強と3時間強の差。
映画でも、別れ際に、彼氏が彼女を新幹線に引き込んでしまっても、”明日の朝の一番で帰れば、仕事に間に合う!”
30年前には考えられない、距離感。
もうすぐ、クリスマスというきの映画!