ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

廃線跡

2015-01-17 20:31:57 | 鉄道(模型)

普通、東京とか大阪のような大都市では、JR(国鉄)と私鉄はライバル関係で、スピード、料金ともに競い合ってきています。

でも、名古屋地区では少し状況が違います。

というのも、名鉄(名古屋鉄道)は、小さな私鉄を吸収しながら、大きくなってきて、旧宿場町を縫うように走っています。名鉄は一時期近鉄の次に営業路線が長い私鉄でした。今は廃線も多く、西鉄に次いで3番目の長さになりました。

しかし、JRは国鉄時代からただ単に大阪と東京を結ぶ幹線の一部として単に名古屋を通るように、定規を引いたような路線。

そのため、他地区では私鉄がJR(国鉄)が優位にたっていますが、ここ中部ではJRが優位になっています。

ローカル線、というと中部地区では名鉄に多いです。

その中でも、中部地区でも有数の観光地(特に紅葉)である香嵐渓を目指して鉄道がありました。

名鉄の”西中金駅”。今から11年前に廃線(猿投から西中金まで)。

もともとは”電化”されており、最終的には観光地である香嵐渓まで線路敷設計画。しかし、採算が悪く、ディーゼル化、それもレールバス化

実際に地形図を見ると、線路を敷設する予定の道路があります。今は生活道路になっています。

西中金駅自身、国の登録有形文化財になっています

駅の横には、神社。

この神社、鉄道より昔からあり、鉄道の廃線を見送ったのでしょう。

今でも、途中にはまだ、橋が残っています

写真を整理していたら、昔の写真が。ありしの日の三河線、西中金駅でのひとこま。

秋の香嵐渓は、道路が一本しかないため(153号線)、車で大渋滞。そのためによく、折り畳み自転車で香嵐渓へ。

昔の写真に出ているディーゼルカーは、今は、輸出されて、ミャンマーのヤンゴンにあるようです。

もし、香嵐渓の終点まで、路線が開通されていれば、事情は変わったのかもしれませんが、不運な路線でした。

なぜか、秋から冬になると、この廃線へたまに訪れたくなります。

 

 

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ふたつの新幹線

2014-01-29 23:17:07 | 鉄道(模型)

名古屋⇔くりこま高原(宮城県)、日帰り出張

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朝の富士川と富士山

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東京駅で、東北新幹線へ

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東北新幹線、戸田付近からの富士山

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学生時代をすごした仙台

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今から30年以上前、仙台には大きなビルは少なく、仙台の駅から、青葉山がよく見えていましたが、今は、ビルの隙間から、青葉山の大学がようやく見えます。隔世の感が。

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くりこま高原駅、栗駒山は雲の中?

 

東海道新幹線、東北新幹線、と乗り継ぐと、社内の雰囲気はずいぶん違います。

 

東海道新幹線は圧倒的に、ネクタイをしめたビジネスマンが多いですが、東北新幹線では、ネクタイをしない人たちや観光客が多いです。

車窓も、都会の中を走っている東海道新幹線に比べると、東北新幹線は自然の中を走っています。

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最近、出張のたびに、新しいGPSを持って行って、使い方に慣れようとしています。今までのアメリカの軍事衛星だけではなく、日本の衛星・みちびきに対応したGPS。

最高速度を見ると、東海道新幹線は270Km/h、東北新幹線は300Km/h。

先日、東海道新幹線が事故でダイヤが大幅に狂ったときにも、ダイヤどおりであった往路と、ダイヤが乱れた復路で、最高速度は異なっていました。復路では、少しでも時間を取り戻そうと、かなりの速度(復路と20Km/hくらいの差)を出していました!

 

GPSを持っていると、退屈な移動も楽しめます。

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同じ電車

2014-01-23 21:47:42 | 鉄道(模型)

大阪へ日帰り出張

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往路の伊吹山

ところが、復路は下関での信号トラブルで2時間近くの遅れ、さらに、ダイヤが混乱

新大阪で来た新幹線の自由席に乗ろうと、待っていると遅延した新幹線が到着。なにか、おかしいかなぁ、と。指定席がガラガラ。

名古屋までの社内、車内放送で、”あれっ”と。

”実は、この列車と同じ列車が既に先に臨時列車として運行しています。そのため、その列車の指定席を予約していたお客さんは先の列車に乗っているため、この列車の指定席は、空いています。”

えっ! 同じ名前の列車が走っている、なんて、驚き!

やっぱり、コンピューターで制御されている、新幹線だからできることなんでしょう。

世界に誇る、システムを持つ新幹線。

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復路の伊吹山

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SL

2013-02-13 20:30:33 | 鉄道(模型)

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名古屋の第三セクター、通称”あおなみ線”で蒸気機関車発見!河村名古屋市長の思いつき?で債務超過となったあおなみ線を今週末、SLが走行。そのための試運転中!

蒸気機関車は”C56"

長野県の小海線で走っていた時が有名で小さな車体なので”高原のポニー”の愛称がついていました。 

ただ、この機関車ほど、戦争を色濃く反映した機関車はありません。というのも製造された160両のうち、なんと半分以上の90両は海外で戦争中に物資輸送で使用。一番有名なのはタイの泰緬鉄道。この泰緬鉄道、映画”戦場に架ける橋”のモデルとなった鉄道。さすがに映画ではこの機関車が川に落ちてはいませんが。もちろん、実際にも鉄橋が爆破されて機関車が転落することもありませんでしたが。 

それにしても、河村名古屋市長、世界中から蒸気機関車を集めて、名古屋を”蒸気機関車の聖地”にする、と大ぼら?を吹いています。 

でも、実際には、世界的にも蒸気機関車を維持管理する技術が失われつつあるため、この技術継承のために賛同する動きも大きいです。

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実は、名古屋というか愛知県では”狭軌蒸気機関車世界最高速度”を達成した場所があります。東海道本線木曽川鉄橋上でこの記録を達成、そのときの蒸気機関車がこの"C6217"。あおなみ線の終点である金城ふ頭駅前にあるJR東海リニア鉄道博物館に展示してあります。 

しかし、今週末のC56、あおなみ線はほとんどが高架線。そのため下からは中々見ることができないかもしれません。でもあおなみ線名古屋駅を出発すると、新幹線をくぐります。ひょっとすると新幹線の下を蒸気をあげるC56が交差するといういきな演出をするかも!

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名古屋城のお堀電車

2013-01-13 14:47:04 | 鉄道(模型)

名古屋城のお堀には、かつて電車が(今の名鉄瀬戸線)。その名残がお堀に残っています。

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駅の名残。

その証拠が駅跡の階段の立て看板に

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このお堀を管理しているのは名古屋鉄道。

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お堀にかかる橋の下のトンネル跡はまさに鉄道トンネル。

瀬戸線は複線ですが、このトンネルでは一瞬、単線に。専門用語では”ガントレット”という仕組み。

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かつての終点跡。この先は堀川。瀬戸線は、瀬戸の焼き物を運搬するために作られた路線。この終点から先に堀川があります。堀川から舟を使って焼き物を運んでいたようです。

天気がよいので、自転車で名古屋をブラブラ。

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今から15年ほどまえには、名古屋テレビ塔周辺は、全国でも悪名高き”麻薬の密売”が横行していました。夜、車で運転していると”ヘロイン””コカイン”とつぶやきながら中近東の外国人が信号で停車している車の間を通り抜けていきました。この直前に東京で一斉に中近東系(某国)外国人を摘発、その多くが名古屋に流れてきました。

対策として、テレビ塔の周囲の植木はすべて人の腰の高さ以下に刈り取られて、麻薬の密売人が隠れる場所をなくしました。また、今はやりの監視カメラが(当時ではめずらしかったですが)、大量に設置されていました。

その後は外国人も一斉摘発をして、今はその面影もありません。

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