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ハピドラと工藤コッペ

2018-12-22 20:18:27 | ランチパック等パン類
先日に続いて、青森から秋田市へ今年進出したドラッグストア「ハッピー・ドラッグ」関係の話。青森の人の一部には「ハピドラ」と略す場合もあるようなので、この記事のタイトルに使いました。【2019年4月17日追記】店内放送で「ハピドラ」の呼称を用いていたので、公式な略称のようだ。
ハッピー・ドラッグの店舗は、以前は赤い外壁の建物が特徴だったらしく、何年か前にできた(20年前にはなかった)弘前桔梗野店は赤い。現在の新設店は赤くなくなっているが、新築であっても統一されてはいない。
7月26日オープンの弘前土手町店は茶色系統のまだら模様。
秋田市の2店舗(7月12日秋田泉北店、12月6日秋田新屋店→その後状況)は、クリーム色。
ハッピー・ドラッグ秋田新屋店。背後が豊岩踏切
新屋店は、JR新屋駅から豊岩踏切を渡ってすぐ反対側、西部工業団地の入口。西部体育館とローソンの間。以前は荒れ地。

僕は今まで、他チェーンも含めてドラッグストアにほとんど行くことがなかったので目新しく、しかも青森の企業ということもあって、どんな品揃えか興味深く見た(その結果、前回のセイコマソフトを発見)。
パック入り卵(そこそこ安く、毎日同価格の模様=これはうれしい)は青森県蓬田村産。
【23日追記】弘前市の豆腐や具入り玉子豆腐(茶碗蒸し風)メーカー「かくみつ食品」のラインナップも、他のスーパーより豊富かも。
パン売り場は、秋田市内のスーパーと大差ない。秋田市内2店舗は、まったく同じラインナップっぽい。青森つながりで期待した工藤パンイギリストーストも、ノーマル味のみ。

パンで珍しいのは岩手のオリオンベーカリーの3個入り入り塩クロワッサンがあった(マックスバリュなどでもたまにある)。
コンビニタイプのおにぎりもパンコーナーにあり、工藤パン系列「幸福の寿し本舗」の「低糖質」と銘打ったものが、数種類。
※幸福の寿し本舗は、秋田のたけや製パンで言うところの、秋田米飯給食事業協同組合とリベールに相当する企業。駅弁も製造していて、今年のJR東日本のコンテストで健闘。

そして、背割れコッペパンに麺類を挟んだものが工藤パン商品であった。
ラップでびっちり包んでシールを貼った、学校の購買で売っているような(※)調理パン。
※秋田ではたけや「学生調理」のような袋入り要冷蔵調理パンがその役目を担っているから、あまり見かけないかもしれない。スーパーでもほとんど置いていないが、確認できた限り、麺を挟んだコッペパンは、たけやの常温袋入りとリベールの大きいサイズのラップ包装が存在する。

工藤パンのコッペパンは、今年9月に弘前のイトーヨーカドーで数種類売っていたのを、1つだけ買った。
(再掲)コッペパン(ナポリタン風焼そば) 230kcal
弘前で買ったナポリタン風焼そばは、シールには工藤パンの名前はなく、製造者として幸福の寿し本舗の名が記載されていた。

秋田市のハッピー・ドラッグには、弘前のヨーカドーにあったが買わなかったもの2種が、都合よく売られている。5~6個ずつくらいは入荷するようだ。2店ともこの2種。常温保存で消費期限はおそらく製造後2日間。
コッペパン(ミートソース焼そば) 233kcal

コッペパン(ソース焼そば) 220kcal
いずれも、金色で縁取りされた、赤地に白文字のシールが貼ってある。
工藤パンホームページでは、ナポリタン風とソース焼そばは、2018年1月新発売とされていた。

9月のナポリタン風焼そばは、ラベルには工藤パンの名前が出ていなかったのに対し、今回買った2つは「販売者」として「工藤パン」名義。製造者の記載はないが、もちろん幸福の寿し本舗だろう。

ヨーカドーもハッピー・ドラッグも、どれも8%税込み105円。
なお、麺類ではないがシリーズと思われる「コロコロチキンカツサンド」というのもあって、青森県のヨーカドーでは116円で売られている。


上の写真の3種類、コッペパンの形状が違う。特にミートソース焼そばは寸詰まり。
パン自体は同じもので、はさんだ麺類の量(それぞれのコストに応じた量)が違うためだろう。びっちりと巻かれたラップ(熱接着されている?)で圧縮されていて、ラップを外すと、若干膨らんで大きくなる。
コッペパン(ミートソース焼そば)

コッペパン(ミートソース焼そば)のラベル。価格は空欄
ナポリタン風焼そば同様、一見、スパゲティだけど「焼そば」という商品名。それに原材料名欄では「中華麺トマトソース炒め」。
おそらく、ナポリタン風焼そばと同じ味付けの麺を使って、それにミートソースをかけている。麺はトマトの味、特に酸味が強めなのが特徴的。
ナポリタン風焼そばは、僕には酸っぱく感じたが、これはミートソースで緩和されていていいあんばい。

コッペパン(ソース焼そば)
こちらの原材料名欄は「焼きそば」。ごく一般的な焼きそば。

各種に共通するコッペパンは、小さめで、柔らかくほんのり甘みがあり、しっとりとした食感。甘さで好みは分かれそうだけど。
コッペパンは、工藤パンの菓子パン「ダブルサンド」に使っているコッペパンとよく似ている(同じかも。ただしサイズは違う)。
まさか工藤パンの調理パンを秋田市で買えるとは。こんなパンでも青森から秋田市まで輸送できるのならば、(ハッピー・ドラッグ以外の各社も含めて)もっといろんなパンを仕入れてほしいな。
【2019年4月24日追記】2019年早々頃からは「カレー焼きそば(205kcal・113円・工藤パンは販売者)」も売るようになった。


ドラッグストアといえばポイントカード。
ハッピー・ドラッグはウエルシアグループ入り後は、グループ他社に足並みをそろえてTポイントを導入。税込み108円につき1ポイント。
ウエルシアグループ他社では毎週月曜日がポイント2倍なのに対し、ハッピー・ドラッグは日曜と月曜がポイント3倍になる。※その後、2019年初め頃から日曜と水曜が3倍に変更された。さらにその後、2019年末(11月17日時点ではまだ3倍)~2020年始までに日曜は5倍(水曜は3倍のまま)になった。
ウエルシアグループ共通で、毎月20日はTポイント200ポイント以上を1.5倍の額分で使うことができ(200ポイント消費して、300円分買い物できる=約33%引き)る制度もあって、何かとお得。

ハッピー・ドラッグのTポイントカードは、店舗で紙に記入して独自のデザインのものが発行されるが、そのカードでないと受けられないサービスは特になく、店内放送でも既に他のTポイントカードを持っている人はそのまま使うよう案内している。
nanacoやWAONのボーナスポイントに相当する、特定期間に特定商品を買えばポイントが付与される制度(ウエルシア本体ではボーナスポイントと呼ぶようだが、ハピドラでは呼称不明)もあるが、どこ発行のTポイントカードでも付与される。
一方、ファミリーマートではこの制度を「Tポイントプラス」と呼んでいて、ファミマ発行のカードでないと付与されない(クレジット有無は問わず)。

だから、新たにハッピー・ドラッグ(またはウエルシアグループ各社)で使うTポイントカードをほしい人で、たまにでもファミマを利用する可能性がある人は、ファミマでカードをもらったほうがいい。
ファミマのレジで「ください」というとすぐもらえるし、登録は店頭の端末ででき、Yahoo! JAPANのIDを持っていればネットでもできる。

共通ポイントカードという割には、ややこしくて分かりにくいTポイント。
僕は昔からYahoo!のIDを持ってポイントをちょこちょこ貯めていた。2013年にYahoo!のポイントがTポイントと統合されてからも、あまり気が進まなくてカードを持たずにやり繰りしていたが、ハッピー・ドラッグ秋田進出のおかげで、持つことになったのだった。

2022年の秋田市のハピドラの状況
コメント (5)
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白石のマンハッタン

2018-12-06 00:19:54 | ランチパック等パン類
岩手の白石食品工業(シライシパン)の12月の新商品。
復刻 マンハッタンチョコドーナツ 392kcal
創業70周年を記念して、同社の過去の商品を復刻させているようだ。秋田市内の店でも売られている。
チョコがけドーナツらしいが、包装裏面には、
「ニューヨーク マンハッタンで見つけたドーナツをイメージしたラシイシ~♪」
「見つけた」ものを「イメージした」「らしい」ととてもあいまい。

実はネットで「マンハッタン ドーナツ」などで検索すると、シライシの商品の情報は見つけられない。包装にも書いていないので、いつ発売されていたものを復刻させたのかも分からない。


代わりにネット上にあふれていたのは、別のマンハッタンドーナツだった。
福岡県のリョーユーパンが1974年から発売している「マンハッタン」という商品。九州では広く販売され、親しまれているようで、漫画「クッキングパパ」にも登場したそうだ。
やや細長いドーナツ型のひねった生地にチョコをかけたもので、リョーユーパン公式ホームページによれば「さっくり食感」。
「弊社の開発担当者が、ニューヨークのマンハッタンで見つけた商品を参考にしたため、そのままマンハッタンの地名をネーミングとして採用」とのこと。


じゃあ、シライシのは…
ねじってあるけどドーナツ型ではない
表面はたっぷりチョコで、裏面は
チョコなし
実はシライシのホームページの紹介にも「さっくり食感のチョコドーナツ」とある。
ところが食べてみると、「さっくり」とは言い難い。
断面はスカスカ
パン生地に近い食感。まずくはないものの、期待外れ。少なくとも「さっくり食感」は不適切。

シライシのマンハッタンチョコドーナツの発売年や開発経緯は知らないし、ほぼ同一コンセプト・名称である福岡と岩手のマンハッタンの関係(両社の間に合意が形成されているのか)も知らない。マンハッタンの現地のドーナツがどんなものなのかも知らない。そもそも深く追求するべきことではないでしょうけど。

それから、フジパンでは、おそらく今年から、その名も「ブルックリン」という、ニューヨークの別の地名を名乗る、ほぼ同じコンセプトのドーナツを、ひっそりと発売(やはり西日本方面?)しているとのこと。
さらに2010~2012年頃には、「マンチェスター」というイギリスの地名の、やはり同じようなドーナツを発売していた。

いつかは九州のマンハッタンを食べてみたい。

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工藤パン2018.9

2018-10-08 00:36:46 | ランチパック等パン類
9月の工藤パン商品をいくつか。
ミルクボール 256kcal
8月発売。「懐かしのベストヒット」シリーズなので復刻商品らしい。
菓子パンにしては小さめで、一見、シュークリームのよう。
だけど固い
「ルヴァン種使用のフランス生地」とある通り、フランスパンのような感触。一般的なフランスパンよりは柔らかい。
中にはクリーム
「ミルククリームを注入」とあり、見た目はこってりしていそうなクリーム。

フランス生地はほんのり甘く、クリームも見た目よりはあっさりとしていて、おいしい。
そういえば、昔食べたことがあったような記憶がよみがえってきた。

9月25日付陸奥新報のコラム「冬夏言」では、筆者が中学生時代にミルクボールが好きだったが、そのことを忘れており、会話や復刻商品を見て思い出したという内容。
「「イギリストースト」はもちろん好きだが、ミルクボールに愛着を持つ市民も多いだろう」「変わらない味に楽しかった青春時代を思い出してしまった。」としていた。
工藤パン以外でも「ミルクボール」が存在した


コッペパン(ナポリタン風焼そば) 230kcal
背割れコッペパンに麺類を挟んで、ラップでくるんでシールを貼った、常温商品。秋田のたけやでも、同じようなのをたまに見るはず。
イトーヨーカドー弘前店では「工藤」名義の札が出ていたが、シールの製造者は関連会社「(有)幸福の寿し本舗」で、工藤パンの名前は出ていない。幸福の寿し本舗は、たけやで言う「リベール(+秋田米飯給食事業協同組合)」に相当する企業。

これの中身の麺は「ナポリタン風焼そば」。一瞬戸惑う。
新潟では「イタリアン」という、ソース焼きそばにミートソースをかけた料理があるそうで、それを連想したが、少し違うようだ。
こちらはソース焼きそばではなく、単に焼きそば用の麺をトマトソースで和えたということだと思われる。
原材料名欄は「中華麺トマトソース炒め」とされていて、食べてもトマトの味が強かった。
※これは2018年1月新発売のようだ。シリーズもの別商品もある


以下は、お菓子。ヤマザキ、たけや、工藤パンが共同で展開しているらしい、「ぐるり東北食めぐり」シリーズ。※この記事後半参照。
ランナップが増えているようで、工藤パン担当分でも秋田県で買えるものもある一方、まったく見かけないものもあり、全貌は不明。
餅入り あんたっぷりどら焼 383kcal
8月発売。大きさはそこそこだけど、高さ(厚さ)が、
分厚い!
僕はつぶあんはあまり好きじゃない。
どら焼きはつぶあんをはさんだものが圧倒的に多い(こしあんのどら焼きってどうしてほぼないのだろう?)から、どら焼きも積極的には食べない。ドラえもんさんを始めとする好きな方には申し訳ないけど。
これもつぶあんではあるが、比較的粒が目立たずなめらかそう。
断面
大きめの餅がどんと中心に収まる。求肥というよりは餅っぽいかな。あまりびろーんと伸びないので。
多いかと思えたあんこも、適度な甘さ。皮、餅とのバランスも良くて、なかなか。


パイまんじゅう 青森県産りんごカスター 345kcal
「名称」欄は「菓子パン」扱い。
「岩手県三陸産藻塩 使用」とあり、三陸産根昆布を使った藻塩とのこと。
皮はわりと硬めで、「パン」ではなく「パイ」って感じかな。
カスタードクリームだけでなく、りんごのジャムと刻んだシロップ漬けも入っている。青森らしくて手軽なお土産によさそう。

9月からはシリーズ商品として「安納芋あん」と「パンプキンクリーム」も発売(いずれも三陸産藻塩使用)。
2020年の類似商品


田酒まんじゅう 192kcal
少なくとも今年3月の時点で発売されている。秋田のイオンでも、先日売られていた。
青森市の地酒「田酒(でんしゅ)」の酒粕を1.1%使用(アルコール0.3%)したまんじゅう。
中はこしあんで、あんこにも酒粕が入っている。表面には「田酒」の焼印。

一般的な酒まんじゅうほど酒臭くはなく、パッケージの通り「ほんのりしっとり」。※2019年にはこんな関連商品も。
コメント (2)
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わいはパン・海自パン

2018-09-05 00:32:31 | ランチパック等パン類
工藤パン製品を2つ手に入れたので紹介。【初回アップ時のタイトル「わいはパン・海自カレーパン」が揃っていなくて長いので、5日「カレー」を抜いて現タイトルに変更】
わいはっ! メロンパン 7月発売 473kcal
ちょっと目を引くデザインの大きな袋に入ったメロンパン。
右上の「910」で「くどう」と読ませるのは、シベリアの包装でも見られる。
左にはヤシの木と「Waiha」。芸能界の業界用語で「ハワイ」を「ワイハ」と呼ぶことからの連想だろう。

でも、このメロンパンの「わいはっ!」は、そのワイハじゃない。
包装下に「思わず「わいはっ!」と驚くおいしさと大きさ」、裏面には「津軽弁講座」として「わいはっ!とは/驚いた時にとっさに出る言葉です。(標準語=あらまぁ)」とあるように、津軽弁の感嘆詞。

秋田弁では「あやっ」「あやー」に相当するかな。
青森県でも津軽以外では使わない。青森県庁ホームページ「あおもりポテンシャルビュー」では、「おやまぁ」を津軽弁では「わいはー」、南部弁では「あっしゃー」、下北弁では「やいやー」と紹介している。
八戸出身の田中義剛氏は、驚いた時に「うろっ」と言うと言っていたけれど、それはまた別なのかな?
 
写真では比較用の単3乾電池を置いているが、大きいのはたしか。ただ「高さ」は普通のメロンパンとさほど変わらない感じなので、平べったい。
ルヴァン種を使っているためか、5日ほど持つ。
「中はふんわりやわらかく、外はサックリ」と書いてあるが、たいていのメロンパンはそういう謳い文句。
個人的感想としては、外(皮)もしっとりめで、思ったほどかつ一般的なメロンパンほどさっくりはしていない。中はふんわりやわらかい。
だから、わりとあっさりして食べやすかった。1個473kcalというのは、普通のメロンパンでもさほど違わないようだ。ちなみにヤマザキの「大きなメロンパン」は432kcal。

そう言えば、工藤パンではレギュラー(常時発売)のメロンパンってあるのだろうか。
たけや製パンでは、少なくとも30年前から「かた焼きメロンパン」があって、あまり見かけないけど今も販売されている?【12月13日追記】かた焼きメロンパンはまだ存在した。ただし、八橋のナイスなどごく一部でしか売られていない。


おおみなと海自カレーパン 護衛艦まきなみカレー味 8月発売 277kcal
【5日追記】袋裏面のバーコードの上には「大湊海自カレーパン(護衛艦まきなみカレー味)」と表記。カレー味のカレーパンとはちょっとヘンだけど、「護衛艦まきなみ味」だと護衛艦を食べるみたいでそれもヘンだから分からなくはない。
青森県むつ市にある海上自衛隊大湊基地所属の護衛艦まきなみのカレーを再現して、カレーパンにしたもの。

むつ市、河北新報、東奥日報の各サイトによれば、ちょっと回りくどい経緯があって、むつ市やむつ商工会議所による大湊海自カレー普及会というのができて、2017年からご当地グルメとして、大湊基地10部隊それぞれのカレーを市内の飲食店で食べられるようになっていた。
さらに、むつ市と工藤パンの間で協定が結ばれ、その第1弾として、まきなみのカレーがカレーパンになることになり、「~普及会提供店舗部会」の監修で、むつ市役所の食堂で出しているものをベースに再現された。という流れらしい。
今後は、他の部隊のカレーの製品化を目指す。
そう言えば、工藤パンの創業地はむつ市であった。

8月末まで10万個の限定販売だそうだが、今回入手したのは最後の製造分ということか?【8日追記】実際には、9月に入っても製造販売は継続していて、9月8日時点では青森県内の店では普通に売られていた。販売期間が延長されたのか、8月中という報道がウソだったのか…
そして、青森以外の東北各県でも販売するとのことだが、報道を見て8月中に秋田の店をいくつか探した限りでは、どこにもなかったよ。
河北新報のサイトでは「工藤パンを取り扱うコンビニやスーパーで販売する。」という、親切そうに見えて不親切で当たり前の説明をしていた。「工藤パンを取り扱う」店だからこそ、工藤パン製品を売っているのだから(←ヘンな文章)。【5日補足】基本的には、ヤマザキ製品を扱っている店(秋田ではたけや取扱店と同義)なら、どこでも販売可能なはず。あとは、各店舗の仕入れ担当者の裁量なのだと思う。

包装裏には「10種類のスパイスをから煎りし、隠し味に生クリームと数種のフルーツ、赤ワインを入れた、甘さとスパイスが効いたポークカレーです。」とあり、辛さの度合いは5つ中3.5。
 
食べてみると、それほど辛くなく、ごく一般的なカレーパンという感じ。おいしかった。

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オリオンベーカリー

2018-07-31 00:14:07 | ランチパック等パン類
青春18きっぷで、宮城方面へ行った。その帰り、岩手県の花巻駅で降りて、10分ほど歩いたイトーヨーカドー花巻店をのぞいた(花巻の街についてはいずれまた)。
期待したのは、盛岡の福田パン。花巻のヨーカドーでも、袋入りのコッペパンが、何種類も数多く並んでいた。ヤマザキやシライシと引けをとらないスペースを占めていた。
福田パンに手を伸ばそうとしたところ、コッペパンではない見慣れないデザインの菓子パンが2種類、ひっそりと(?)置かれているのを発見。
どちらも花巻市内にある「オリオンベーカリー」という製造元の製品。どちらも129円。
ペアリング バタークリーム&アーモンドクリーム
円形のパンの中央部を凹ませて、2種のクリームを入れたのをくっつけた菓子パン。

バター&アーモンドでない組み合わせのものがありそうな気もするけれど、なさそう。
8の字
普通においしい。
パッケージには栄養成分表示がなく、正面側にロゴマークなどもない。裏面の製造者の欄は、
これがロゴ?

力あんぱん もち入 323kcal
「力」と力士のイラスト、それに平べったい形状がインパクト大。形は、秋田県大館市の山口製菓店のアンドーナツを連想する。
こちらは栄養成分表示がある。正面右上には、麦の穂をくわえたキャラクターがいるが、「オリオンベーカリー」の文字はない。
平べったいけれど、ぺしゃんこではなくふかふか
あんこ+もちの組み合わせは珍しくない。あんこの中に求肥が入ったモナカ、あるいはヤマザキランチパックでもそんなのがあったから、そういうのを予想。
ちょっと違った
あんこと求肥の組み合わせではあるが、これは中央部にこしあんがちょこんと入っていて、それを求肥が取り囲んでいた。分量としては求肥のほうが多そう。
人によってはあんこがもっと多くてもいいかもしれないけれど、この配分でもいいと感じた。あんこもおいしい。平べったくしたことで、パン生地と求肥・あんこのバランスもうまく調整されているのかもしれない。これは好き。

帰ってからネットで調べると、オリオンベーカリーのパンは盛岡市では売られていないようだ【9月9日追記・いただいたコメントによれば、盛岡にも流通しているとのこと】。一方で、秋田県内(の一部。内陸南部方面?)では売られている所があるとの話も。
やはり花巻のみなさんには親しまれているパン屋で、代表商品は紹介した2点のほか、「クリームサンド」「コーヒーサンド」「イギリスサンド」などがある模様。
コーヒーサンドは秋田のたけやの「コーヒー」と、「イギリスサンド」は青森の工藤パンのイギリストーストと、それぞれ同コンセプト。そう言えば、イギリスサンドは前にその存在を聞いたことがあったかも。
イトーヨーカドー花巻店のネットスーパーを見ると、葬式まんじゅうや仏壇用お供え用の色付き3段落雁も製造しているようだ。

【12月20日追記】オリオンベーカリーの3個またはそれ以上が袋に入った、クロワッサン(塩クロワッサン?)が、秋田市内の一部スーパーやドラッグストアで販売されていることがある。
【2019年7月29日追記】2019年7月には、秋田市内のマックスバリュ東北の店で力あんぱんが売られていた。
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渡部製パン

2018-06-07 00:13:12 | ランチパック等パン類
本荘の食べ物の続き。
秋田でローカルなパンメーカーと言えば、たけや製パン。これは秋田県内どこでも売っている。
秋田市では、たけや以外には「メーカー」と呼べるほどの規模のパン屋はほかにはないけれど、それ以外の地域では、よりローカルな製パンメーカーがちらほら存在する。

由利本荘市方面では、「渡部製パン」がある。秋田では「渡部」も「わたべ」でなく「わたなべ」と読むのが一般的なので、こちらも「わたなべ」さん。
具体的にどの範囲で買えるのかは不明だが、少なくとも旧・本荘市内のイオンスーパーセンターやマックスバリュ東北では、たけややヤマザキのパンと同じ棚に、数種類の渡部パン製品が売られている。(マックスバリュでは、さらに別の地元メーカーのものもあった。【2019年2月8日補足】=大内のほうの「小松製パン」のもの数種類。)
メロンクリームパン
パッケージに「Watanabeseipan」とあるから、やはりわたなべさん。
 
普通のパンがベレー帽をかぶったような姿。

中にクリーム
こういうクリーム入りメロンパンって、ヤマザキなどでは見かけないし、これは手作りっぽくておいしい。


本荘のB級グルメ「本荘ハムフライ」。たけやからも挟んだり入れたりしたパンがたまに発売される。渡部パンでも、
本荘ハムフライバーガー

背景が分かりづらい写真です
白いパンに、はみ出すほど大きなハムフライ。レタスも入っている。温めて食べたほうがいいね。


スーパーで売っていたのは、ほかにアンドーナツ、コロネなど5種類程度だろうか。
渡部製パンでは、ほかにもいくつもパンを製造していて、それを比較的容易に買える場所がある。
渡部製パンの本社・工場
本社の前に、「24時間パンコーナー」として自動販売機が置かれているのだ。たしか自販機2台を使って10種類以上はあり、本荘ハムフライバーガーのチーズバーガー版なんかもあった。
四角い紙パック飲料などの自販機でおなじみの、ボタンで数字を入力するタイプの販売機。どのタイミングで補充しているのかは分からないけれど、土曜日午後の段階では品切れのものはなかった。

場所は砂子下というところ。
羽後本荘駅から、道をまっすぐ(多少角度はついているが、本当に1度も曲がらない)2キロほど西へ進んだところ。さらに西へ500メートル弱進めば、国道7号の本荘大橋の下をくぐる。
「栄町二丁目」バス停
由利本荘市循環バスの「栄町二丁目」バス停の真ん前でもある。

手軽に買うならスーパー、いろんな種類もしくは確実に買いたいなら自販機でしょう。【8日追記】コメント欄の通り、市街地に「ムーラン」という同社直営店舗もあるとのこと。
【2023年4月9日追記・羽後本荘駅近くに自販機新設】2023年4月に、羽後本荘駅からすぐの由利本荘市文化交流館「カダーレ」に、同じような自販機が設置された。NHKの報道によれば18種類50個が入り、売れ行き好調。由利本荘市長のツイッターによれば、電子マネー決済に対応している。推測になるが、商品補充はひんぱんにはできないから売れ切れの可能性があること、どうも館内にあるようなので夜間などは購入できなそうな点は注意だが、渡部パンがぐっと買いやすくなった。
【2023年4月24日付 秋田魁新報 地域ワイド面より】「自社工場前に自販機を置いて30年になる」
カダーレの自販機は「無人店舗の運営方法などを調べる県立大の実証実験を兼ねており、1年間設置する予定。」→1年経過した2024年5月初めでも継続していた。(以上追記)


ところで、一丁目二丁目以前に「栄町」という住所は、由利本荘市に存在しないようだ。町内会の名前とかなんだろうか【8日追記・コメント欄の通り、町内会名とのこと】。秋田市にも謎の勝平二丁目などがあるけれど。

渡部製パンの続き(リンク先後半)
コメント (5)
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カレーパンサンド

2018-04-12 23:36:12 | ランチパック等パン類
4月に発売されたとあるパンが、ネット上で少し話題になっている。
フジパンが、東北6県で発売しているそうだが、ネット上には首都圏でも売られているとの投稿もある。
秋田では、スーパーで100円程度で売られていた。それがこれ。
カレーパンサンド 342kcal
「食べて満足!! 食パンにカレーパンをはさんじゃいました。」「マスタード入りマヨソース使用」。
製造は宮城県岩沼市の東北フジパン。

素直なネーミング、包装の絵や文字から、どんな商品か分かりやすいけれど、まさかそんな商品が存在するとは…
商品名に偽りなし!
まさしくカレーパンサンド。
カレーパンを食パンで(マヨソースとともに)サンドして、半分に切ったものが1組。したがって、食パン1枚分とカレーパン半分の構成。食パンは8枚切りか。
はさんでいるのはトンカツじゃなくカレーパンです
カレーパンは、一般的な揚げたタイプだけど、食パンに合わせてはさむ都合上、やや大きくて平べったい。
分解。カレーパンの大きさが分かる
マヨソースは3本線ですーっと塗った感じ。

食べてみると、まあ、カレーパンと食パンをいっしょに食べた味。あるいはパンが多くカレーが少なめのカレーパン。
カレーパン部分は、一般的なカレーパンとしてもおいしいと思う。カレーの具材は少なく、辛さ控えめ。
水気の少ないもこもこしたパンが苦手な者としては、食べにくい。もうちょっとマヨソースもしくはカレーが多いといいのに。少しトーストするといいのかも。

こう言っては元も子もないけれど、ほとんど意味がない商品。
強いて利点を挙げれば、揚げたカレーパンの食べづらさである、手がギトギトになることと、表面がポロポロこぼれるのが、食パンではさまれたため軽減されることだけ。
どうしてこんなモノを考えついたんだろう。クリームパンサンドやジャムパンサンドじゃダメなんでしょうか… あとどうしてそれを東北限定で売ろうとしたのか。
コメント (3)
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がっことおやきのパン

2018-03-16 00:06:42 | ランチパック等パン類
3月新発売の秋田にちなんだパン2つ。
まずは、カテゴリー名にしているわりには久々に紹介することになる、ヤマザキ「ランチパック」。
ランチパック いぶりがっこマヨネーズ 1個111kcal
「いぶりがっこ入りマヨネーズ風味ドレッシングをサンド」
秋田市内で売られているのは、製造所固有記号「YSE」の仙台工場製。
ナトリウム量260mgから換算した食塩相当量は0.66g。

いぶりがっことは、いぶしたダイコン(やニンジン)の漬け物。たくあんを燻製にしたような味わいで、秋田では古くから親しまれているが、近年全国的に知られて、好む人も少なくないようだ。
製造風景?
パンとの相性も悪くなく、過去にはたけや製パンシライシパンが商品化していた。
また、以前にはいぶりがっこの呼称の使用について、業者間でもめごとがあったが、現在は話がまとまって、業界一体で使うことに落ち着いているようだ。

それにしても、このランチパック、「いぶりがっこ」の言葉が当然のように記載され、何の説明もなく、そっけない。裏面の原材料名欄は「大根いぶり漬けドレッシング和え」とはあるけれど…
いぶりがっこの知名度が上がったといっても、秋田県外でも発売される商品がこの状態では、「いぶりがっこって何?」と戸惑う消費者が多そう。
「秋田」ともひとこともなく、秋田の宣伝にもつながらなそう。

ランチパックのホームページでは、「地域の特徴のある素材を使用した商品」に「ご当地」マークを付けて紹介しているのだが、このいぶりがっこ入り~には、表示がない。もしかして秋田と無関係の「いぶりがっこもどき」でも使ってるのか?

3月発売のランチパックでは、山梨の「桔梗信玄餅風」というのもあり、これには「ご当地」マークがある。しかもたけや製パンが製造を受託(製造所固有記号TK)しているようで、秋田市内の店舗ではいぶりがっこ~よりもよく見かける。【16日訂正・~信玄餅風も仙台工場製でした。いずれにしても、秋田市内でいぶりがっこ入り~を扱っている店は少ないと感じる】

中身
ランチパックとしては標準的な量の中身。大小に刻まれたいぶりがっこと、黒胡椒の粒が見える。
味は想像通りだけど、欲を言えばもうちょっといぶりがっこが多く(そして細かく)、マヨネーズがもう少し控えめだといいかも。

【16日追記】ネットをざっと見ると、全国的に広範囲で売られているわけではなく、東北地方と関東地方辺りでは売られていそう。仙台工場だけが製造しているのかもしれない。
※2020年にはフジパンスナックサンドで、いぶりがっこの商品が出た。2021年にはたけやフレッシュランチでも。


もう1つは、たけや製パンの商品。
おやき風パン 高菜マヨネーズ風味 178kcal
ナトリウム量303mgから換算した食塩相当量は0.77g。

以前紹介したように、秋田には「おやき」という食べ物が存在するが、全国的に広く知られた信州のおやきとは、似て非なるもの。
信州との違いを簡潔にまとめれば、皮は(小麦粉ではなく)米粉、中身は(野菜などでなく)粒あんが基本という2点。
たけや製パンでは、果敢にもこのおやきをパンにしたものを商品化していたが、再現性としてはいまいち(単なる平べったいアンパン)であった。

それが再び商品化された。
以前は「秋田のおやき風パン」という商品名だったのに、今回は「秋田の」が取れた。
しかも、秋田のおやきではまずないと思われる、高菜の油炒め(とマヨネーズ)を中に入れたもの。
ということは、信州のおやきをイメージしたの?

相変わらず平べったい
表面のガサガサした感じは、以前の秋田のおやき風パンよりも、(信州のよりも秋田の)おやきっぽくてリアルさが増した。といっても、裏面は、
いかにもパン

中身
思ったよりたくさん高菜が入っている。
以前の秋田のおやき風パンは、パン生地の割合が多すぎる感じがしたけれど、今回はそこまでではない感じ。

高菜入りのパンだと思えば、そういうもんだと思って食べられたけれど、これがおやきを再現しているのかと問われれば、どこか違うような。さらなるシリーズ続編があるのでしょうか。

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工団パン

2018-02-18 22:30:10 | ランチパック等パン類
コンビニ業界で、最大手各社に差をつけられて影が薄くなってしまったデイリーヤマザキ。
秋田県内では、パン類と同じく、山崎製パンと契約した地元のたけや製パンによって展開されている。昭和末期に秋田で初めて本格的に展開したコンビニチェーンであった(関連記事)が、やはり近年、店舗数は減っている。

秋田市川尻町字大川反、国道7号線(臨海バイパス)から秋田運河側に入ったところに「デイリーヤマザキ秋田工業団地店」がある。勝平新橋や秋田中央交通秋田営業所の近く、そしてたけや製パンの本社・工場の向かい。
このデイリーは特長があって、知る人にはけっこう知られている。デイリーヤマザキの一部店舗では、店内でパンを製造しており(ホームページで「焼き立てパン」「HBP」と表示される)、この店もその1つ。菓子/惣菜パンだけでなくハンバーガー類もある。

秋田県内ではほかにもいくつかハンバーガーを作るデイリーヤマザキがあるが、バーガーの種類(具やソース)は店で違うそうだ。工業団地店では、エビカツバーガーがいつもあって、期間限定で他のバーガーもあるらしい。
そして、そのパン(バンズってやつ)の表面には「工団」の焼き印が押される。(他店舗でもその店舗や地名の焼き印)
※紹介する公式ホームページなどはないようで、ラインナップなど全貌は不明。
※秋田工業団地店周辺には工場は多いが、このエリアを指して「工業団地」呼ぶのは秋田市民でも一般的ではないと思う(西部工業団地など別の場所を連想させるかもしれない)。したがって、「工団」という略称もこの焼き印以外で用いることはまずないはず。

僕はエビカツは苦手だからわざわざ行く気にならず、そちら方面に行く機会もほとんどなく、店に行ったことがなかったのだが、このほどついでがあって、やっと初めて行ってみた。
一般的コンビニにおいておにぎりなどが並んでいるレジ付近の一角がベーカリースペース。バーガーのほかピザトースト、チョコトースト、カレーパン、必勝バーガー(?カツ入り?)など、カゴに並べられた菓子パン・惣菜パンが10種類以上はあった。
一方、向かいの本社工場で製造されてパッケージに入った、いわゆるたけや(またはヤマザキ)のパンは、あまり多くない(青森のデイリーでは、工藤パン製品がもっと多種あった)。デイリーヤマザキオリジナル(全国共通袋入り)のパンもほとんどなかった。

パン屋さんのようにトングでトレイに取る方式ではなく、あらかじめ透明な袋に入っているものがほとんどで、一部は自分で袋に入れる。
休日の朝遅くだったが、4人が訪れ、みんなとりあえずパンを一通り見ていた。Suicaなど電子マネー決済対応。

2種を購入。バーガー以外にも焼き印入りのパンがあったのだった。
「工団」155円/「工団くり~む」168円
消費期限は製造後24時間。
裏面のシールでは、「工団」は「贅沢な小倉あんぱん(ホイップ入」、「工団くり~む」は「工団くりーむ」という商品名。

ネット上で調べたところ、デイリーヤマザキの焼き印入りパンは全国で(例えば青森、岩手、大阪など)で見られるが、その多くの実態は「贅沢な小倉あんぱん(ホイップ入)」のようだ。
バーガーは秋田のほか青森では確認できたが、全国的にはそう多くはなさそうで、珍しいのかもしれない。
「工団くり~む」は裏面表示も「工団くりーむ」だから、工業団地店の独自性がありそう。

昨年秋に、工藤パン運営の青森駅前のデイリーヤマザキ青森新町店(この記事中ほど)でも、焼き印入り「贅沢な小倉あんぱん」を買っていた。(製造は近くの青森古川店)
(再掲)「新町」 ※色の違いは撮影条件の影響もあります。
裏面のシールは、書体は違うものの、原材料欄の順番まで同一。ヤマザキ側で共通のレシピがあり、実質的に焼き印だけ変えていることになろう。
 
違いがないわけでもなく、価格は青森のほうが154円で1円安い。
あと焼き印の書体は秋田が丸ゴシックで青森が隷書系で、焼き印の円は秋田がやや大きそう。ヤマザキ直轄地域でも書体は明朝体や江戸文字など統一されていない。
「工団」はただでさえ直線的な文字のところ、さらに直線的なフォントを使って、しかも枠いっぱいに配置しているため、独特の雰囲気。

それから、たしか青森のものは、ハンバーガー式にパンを上下に分割して間にサンドしていたのに対し、秋田のは穴から注入している。
工団パンの穴
味は青森と秋田で違わないと感じた。ホイップクリームたっぷり。
 
クリームパンのほうは、カスタードとホイップが両方入っており(これも穴から注入)、原材料欄では「カスタードフラワーペースト、小麦粉、ホイップクリーム」の順なのに、食べたものはホイップのほうが多い感じ。それはそれでおいしかった(というか好き)けれど、一般的なクリームパンほどカスタード感はないとも言える。
どちらもパン部分も柔らかくておいしかった。

たまには足を伸ばして買いに行ってもいいかな。
秋田駅前(横?)のデイリーヤマザキ中通七丁目店にはベーカリーはない。ここで作ったものを運んで売ったらどうだろうか。
パンメーカーのコンビニだからこそできることであり、それがデイリーヤマザキの生きる道かもしれない。
【2019年9月4日追記】2019年9月時点では、工業団地店で作ったと思われるパンごくわずか(2種くらい)や曜日限定で仁井田のベーカリー・カフェで作ったパンを中通七丁目店で売っている。

※中央交通秋田営業所の近くなので、秋田駅西口からの路線バスも利用しやすい。
県庁経由または長崎屋経由の大川反車庫行き(臨海営業所行きはダメ)で、たけやパン前または終点・大川反車庫下車。
たけやパン前は両経由でバス停の位置が違うので、帰りに乗る時は車庫前から乗るほうが、両方に乗れて便利。
なお、勝平新橋を渡れば、商業高校経由川尻割山線の通りなので、物好きなかたはそちらも。

【2019年5月5日追記】2019年4月27日アップの河北新報のサイトに「個性で勝負「工団」あんパン 焼き印の効力で販売促進」として、秋田のあんパンが紹介された。(中身は他店と同じで焼き印が違うということは記事中に書いていて、別段取り上げるほどじゃないと思うけど…)
「デイリーヤマザキの本部が全国で始めたのを受け」「3年ほど前から販売する」そうなので、2016年頃からか。思ったより最近。
「秋田県内5店舗でそれぞれのお店ゆかりの個性的な焼き印を付けている。」
コメント (10)
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やわらかもちケーキ

2018-01-04 23:40:45 | ランチパック等パン類
昨年12月上旬、秋田市内のイオンリテール(旧・ジャスコ、サティ)の折込チラシに「新商品」として、「やわらかもちケーキ」が出ていた。
「りんご」と「ティラミス」があり、いずれも1個税込み170円。製造元はなんと工藤パン。工藤パンの商品が秋田でチラシに載るとは珍しい。

店頭では、「KUDOPAN」のロゴ入りの説明POPが出ていた。
買ってみた。
やわらかもちケーキ りんご 296kcal 要冷蔵
工藤パンだったら、まずはりんご味を買うべきでしょう。なぜかパッケージ表のシールには「KUDOPAN」ロゴがないが、側面の小さい文字の「製造者」欄はもちろん工藤パン。
「りんご」の下に「青森県産」とあるのは、りんごに対してなんだろうけれど、商品自体も青森県産。

スポンジケーキの上に、角リンゴとホイップクリームを載せ、求肥で包んだもの。
そう、山崎製パンの「雪苺娘(ゆきいちご)」と同じコンセプトだ。
ヤマザキと関係の深い工藤パンだから、雪苺娘のノウハウや機材を活用しているのだろう。ちなみに、秋田で売られている雪苺娘は、山崎製パン仙台工場製(製造所固有記号YSE)なので、工藤パンが受託しているわけではなさそう。

リンゴは大きいけれど1切れだけしか入っていなかったか。でも、シャキシャキしておいしいし、クリームもおいしかった。雪苺娘は食べたことがないので、この手のものは初めてだったけど、粉がかかっているし、ふにゃふにゃして少々食べづらい。

イオンの店頭では、その後、いったん見かけなくなったと思うが、正月前後はまた売られている。
通常は213円くらい。ネット上の情報も合わせると、りんご、ティラミスのほか、「和」「ベイクドチーズ」「バナナ」もある。ティラミスは表面にパウダーがかっていて、バナナはチョコクリームなので、いずれも外観は茶色い。

やわらかもちケーキの存在は、工藤パンの公式ホームページには、一切掲載されていない。ネット上の情報では、宮城県や山形県でも売られている模様。イオングループ限定商品の可能性も考えられるが、秋田市内のマックスバリュでは置いていない。
秋田市内のスーパーでは、工藤パン製のシベリアのような賞味期間が長いものは相変わらず売られているが、以前ほどイギリストーストを見かけなくなった感じもする(残念)。一方で、このような要冷蔵で消費期限が短いものも、チラシやPOPを出すほど力を入れて売られている。工藤パンの認知度が低い地域で売るのならなおさら、雪苺娘とのすみ分け(無関係のメーカーによるパクリだと思われないように)も問題。ヤマザキ系列各社間の事情もあるのだろうけれど、よく分からない。

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工藤パン2017夏秋

2017-11-13 22:50:39 | ランチパック等パン類
夏から秋の工藤パン製品いろいろ。※紹介する商品は、現在は発売を終えている可能性もあります。
まずは発売場所限定モノ。
サンドイッチ@弘前公園のベンチ
イトーヨーカドー弘前店で買った、よくあるツナ、ハム、タマゴのミックスサンド。235円。
店頭の値札では「クドウ ミックスサンド」とあったはず。ネットスーパーでも工藤パン製とされている。
ところが、商品の表示では、
IYミックスサンド

「製造者(有)幸福の寿し本舗」
まず、「幸福の寿し本舗」とは工藤パン系列の惣菜や弁当を製造する企業で、工藤パンブランドの「イギリスフレンチトースト」などの製造も受託しているそうだ。秋田のたけや製パンでいうところの「リベール」や「秋田米飯給食事業協同組合」に相当する存在だろう。
小売店との注文・納品は工藤パン本体といっしょにできるのかもしれないし、イトーヨーカドー以外の店舗も含めて、青森や秋田ではヤマザキと工藤とたけや、それにその関連会社は同一視されてしまうようだ。だから、値札で「クドウ」としてしまったのは分からなくもない。

そして、商品名の「IYミックスサンド」。「IY」とは、「イトーヨーカドー」の略だろう。とすれば、イトーヨーカドー向け専用のサンドイッチなんだろう。
買った時の弘前店では、10個は並んでいなかった。青森県内にはイトーヨーカドーは複数あるとはいえ、4店舗。大した数にはならないだろうに、そのためにわざわざ別商品にしているとは、なんか大変そう。
名前・シールが違うだけで、実は中身は工藤パンブランドの一般店舗向けのミックスサンドと同一ということもあるかも。「デリシャスサンドイッチ」と書かれた包装フィルムは、工藤パンの一般店舗向けと同じみたいだし。※ネットスーパーで確認したところ、青森県外の店舗では7&iのロゴ入りの包装。
味は、普通においしかった。


青森市の青森駅前・新町通りにあった工藤パンの直営店舗が2013年春になくなり、跡地にデイリーヤマザキ青森新町店ができていた(この記事中ほど)。
初めて入ってみたら、ほぼ一般的なコンビニだけど、デイリーらしく(秋田のデイリーよりも?)パンは豊富。
ほかにも観光客らしき人たちも来店していて、「イギリストーストをランチパックにしたのがある!(フレッシュランチ イギリストースト風のこと。青森県内一部スーパーでも買えます)」と喜んでいらした。
こんなパンも。
「新町」
秋田のデイリーヤマザキの一部店舗では、各店舗オリジナルのハンバーガーを発売しており、その表面に「工団」「桂浜」とか店舗名の焼印が押されている。
その青森新町店版。
焼印入りは、てっきり秋田のデイリー限定なのかと思っていたけれど、どうも全国で行われているらしい。
焼印の文字は、秋田では細い丸ゴシック体だけど、新町は隷書体っぽい幾分ハンコらしいフォント。

青森新町店は、ホイップクリーム入りのつぶあんぱん。たしかハンバーガーのように上下でパンが分割されていた。
商品名は「贅沢な小倉あんぱん(ホイップ入り)」で154円。近くのデイリーヤマザキ青森古川店で製造。
秋田のデイリーヤマザキで売られている同種のパンについて。



以下は、スーパーなどで売っている工藤パン商品。
ただし、どこのスーパーでも見かけなかったけれど、デイリーヤマザキでは置いているものもあった。さすがデイリー。

今春、地元の和菓子を再現したくじら餅風蒸しパンを紹介した。(和菓子扱いの「工藤の和菓子」シリーズ)
その続編。まずは、
くじら餅風蒸しパンサンド 162kcal
6月発売。ホームページによれば青森県産米粉使用(小麦粉も使用)。
袋でなく、ラップで包んでシールを貼った包装が、手づくり感(?)。クッキングシートみたいな敷き紙は取ってあるのか(跡らしき凹凸はある)ない。
トッピングはクルミ

ハンバーガー状にこしあんをはさむ
本当のくじら餅は、生地にあんこを練り込んではいるけれど、このように直接的にはさむようなことはないと思う。
でも、蒸しパンにあんこと思えば、やはりちょっと珍しかもしれないけれど、そんなに不自然でもなく、おいしい。

もう1つ。
くるみ餅風蒸しパン 313kcal
8月発売。同じく青森県産米粉使用で、こちらは米粉中、青森県産が86%とパッケージに明示。

ここでのくるみ餅とは、クルミだれのだんごではなく、「くるみゆべし」のこと。くるみゆべしは、甘じょっぱくて柔らかい餅の中に、砕いたクルミが入っている。四角い形で、表面に白っぽい粉状のものがかかっている。
秋田など東北地方一帯では、ゆべしといえばくるみゆべしを指すかと思うが、地域によってはぜんぜん別のお菓子で、「柚餅子」と書くようにユズを使うところもある。
なかなかリアル
サイズ感は違うけれど、見た目がとてもよく再現されている。
表面の独特の粉もちゃんとある。ホームページには「くるみとオブラート粉をトッピング」とあった。へえー。
ちなみに本物のくるみゆべしでは、「氷餅」という餅を乾燥させて砕いたようなものをまぶすとのこと。
中を割ると蒸しパン
醤油や昆布醤油だれも使われていて、味もけっこうリアル。でも、蒸しパンは蒸しパンですが…


黒石やきそばパン 262kcal
7月発売。工藤パンは「販売者」なので、幸福の寿し本舗で製造していると思われる。
青森県黒石市の名物焼きそばをはさんだパン。※2015年にも同じ趣旨のパンがあった。
青森県産の米粉を100%使用した特製太平麺。太平燕じゃなくて太平麺とは、太くて平らな麺ってこと?
「黒石つゆやきそばHAPPY麺恋゛(めごい)ジャー」という、地元市民団体が監修していて、売り上げ金の一部が、B-1グランプリの「愛Bリーグ」と同団体のまちおこし活動への支援に使われる。
ロゴマークがいろいろ

たしかに太くて平らな麺

9月には、秋田県横手市の
横手やきそばパン 244kcal
同じく工藤パンは販売者。
こちらは「角太麺」で、タマゴサラダと福神漬けをトッピング。本来は目玉焼きだけど。
中央下のピンク色のが福神漬
これも地元団体「横手やきそばサンライズ'S」監修で、売り上げの使途も同じく。
これには「温めてもよりおいしい!」とあり、デイリーでも温めるか聞いてくれたけれど、黒石のほうにはなかったかな。

黒石やきそばはイトーヨーカドーなどでも売っていたが、横手やきそばはデイリーでしか見なかった。秋田県内の店でも見なかった。
なんでまた青森限定で横手やきそばパンを売るのかよく分からないし、販路が狭くてもったいない。3月には「会津カレー焼きそばパン」も出ていたそうだけど。
コメント (2)
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福田パン

2017-10-13 00:22:04 | ランチパック等パン類
夏の東北小回り旅(直近の記事)の残り。
東北地方では、その県内では一定の知名度とシェアを持つ、ご当地パンメーカーが存在するところがある。
今回の旅行では山形のパン、以前は盛岡駅で買えた宮古のパンを紹介している。
なお、今回、以前宮古のパンを購入した盛岡駅のNEWDAYSを複数店舗のぞいてみたが置いていなかった。入荷日が限られているということか。

また、岩手県内のほか、青森県南部地方(青森市でも見たことがある)でも一部スーパーで売られていた、「一野辺(いちのべ)製パン」というメーカーがあったが、今年9月に倒産・事業停止してしまった。


岩手には、ほかにも地元パンメーカーがある。(もちろん、“超大手”シライシもありますが)
岩手では古くから知られていたそうだが、僕はここ何年かで知った。全国規模でマスコミが取り上げるようになったのが、最近なんだと思う。
盛岡市にある「福田パン」。

クリームとかペーストがいろいろあって、それをコッペパンにはさんだものが主力商品。直営店舗では、客が好みのものを組み合わせて選び、その場ではさんでくれるそうだが、最近は行列ができる人気らしい。
中身は限定されるものの袋入りにして岩手県内の小売業者に卸してもいるそうで、ネットスーパーを確認した限りイトーヨーカドーやイオンでも扱っている。
何年か前には、盛岡駅北改札口前の県産品のお店でも、数量限定で扱っているとの表示があったものの、売り切れていた。

店に行って並んでまで食べたいとは思わないけれど、スーパーで手に入るなら、試しに食べてみたかった。
今回、盛岡駅での乗り継ぎの待ち時間で、東口(正面)側を出て、線路沿いに北へ500メートルほどのところ(秋田駅でいえば明田地下道西交差点的な位置)にある、マックスバリュ盛岡駅前北通店へ行ってみた。
2003年にマックスバリュ北東北運営の店舗としてオープン、2014年に同社がマックスバリュ東北へ吸収されたため、移管。テナントもいくつかあるけっこう大きな店で、イオン銀行ATMが2台あった。【16日追記】コメントで教えていただいたように、オープン時はイオン(イオンリテール)運営のマックスバリュ、2010年にマックスバリュ北東北が設立されて移管、2014年にさらに東北へ移管されたことになるようだ。また、この商業施設は全体としては「イオンタウン」。
パン売り場には、シライシやヤマザキなどと同じ棚に、福田パンのコッペパンで占められた一角があり、10種類まではいかなくても結構な種類・数が並んでいた。消費期限は翌日までのもの。
フクダのコッペパン ミルクサンド 138円
※背景がパンと同色で分かりづらくてすみません。
フクダパン クッキー&バニラ 170円
パッケージはだいぶ違うものの、中のパンの見た目は同じ。
個人的にコッペパンといえば、秋田市の学校給食で出ていた、たけや製パンのパンを連想してしまう。細長くて、柔らかいけれど、食べるともそもそするような…(コッペパンには何か挟んで食べるのが一般的なようだけど、給食ではそのまま食べることが多かったので、福田パンのように中身があること自体にも、少し戸惑う。)
それと比べると、こちらのコッペパンはずんぐりむっくり。
福田パンのコッペパン
コッペパンを水平に切って、そこにクリームをはさんでいる。【11月19日追記】コッペパンは完全に上下に分離されているのではなく、一辺はつながっている。
 
パンが柔らかくておいしい。中のクリームも、量がたっぷり充分だし、手づくりっぽくておいしい。
工場生産の袋入りパンではあるものの、大手のものとは違う印象を受けた。これなら、永年親しまれているのが分かる。
【13日追記】秋田では、県北部・鷹巣の廃業した「武藤製パン」の「チョコバターサンド」の製法をたけや製パンが引き継ぎ、地元スーパーのいとく・タカヤナギ限定で販売している(従来より販売エリアが広がり、秋田市でも買えるようになった)。でも、そのチョコバターサンドは、どうしても工場生産大量生産品の趣きが強い(武藤製パン時代の味は知らない)ように感じてしまう。福田パンはもっとずっと手づくり風のパンだった。

盛岡駅のNEWDAYSでは売っていなかったし、改札口前の店は今回も在庫はなさそうだったので扱いは多くないようだ。駅周辺のローソンなどコンビニでは扱っているのかは不明だが、盛岡駅からいちばん近く、ほぼ確実に福田パンを買えるのが、マックスバリュということになろう。
盛岡駅で時間があったら、また買いたい。
※このマックスバリュでは、餅文化岩手なのに、隣の青森のちょっと珍しいだんごも売られていた。

旅行記の続き
岩手県花巻市のパンメーカーの話題

【2020年10月31日追記】2020年頃になると、秋田市内でも時々福田パンを購入できるようになった。
通町にできたテイクアウトカフェや、JR東日本系列のスーパー・秋田生鮮市場保戸野店が、月に何度かレベルだが売っている。生鮮市場では、福田パンの人も来て特設コーナーを設けているが、会計は他商品といっしょのレジとのこと。
コメント (4)
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うず潮/だんご

2017-09-13 00:00:00 | ランチパック等パン類
【15日アップ日時変更】この記事は2017-09-12 22:34:39付で初回アップしましたが、同日付で前の記事をアップしていました。なんとなく、アップは1日につき1本にしたいので、この記事を2017-09-13 00:00:00付に変更します。

前回の駅弁に続き、山形の食べ物の話題。
青森の工藤パン、岩手のシライシパン、秋田のたけや製パンと北東北には地元限定の大手の製パン会社(いずれもヤマザキまたは敷島製パンと提携)が存在する。さらに、各県内の限られたエリア内だけで親しまれる製パン会社もある。

山形県ではそのようなものを聞いたことはなかった。仙台などの大手の工場からの輸送が容易なことが関係するのかもしれない。
逆に、広大で交通の便が悪かった北東北ならではの事情があるとも言えそう。

今回、事前に調べると、山形限定の製パンメーカーも、やはりあることが分かった。
山形市の「りょうこく」というメーカー。(和洋菓子も作っているらしい)

山形市や新庄市でいくつかのスーパーをのぞいてみたところ、ヤマザキやパスコなどとともに、りょうこくの袋入りの菓子パンが数種類売られていた。駅のNEWDAYSやファミリーマートではなかった。
山形駅西口のマックスバリュで購入。
うず潮 栄養成分表示なし
海から遠い山形県内陸部で「うず潮」とは!
「UZUMAKI PAN」「うずまきパンの中に、フレッシュクリームのうずサンド。」とあり、想像はついた。
包装の袋は、大手のものより若干薄手なのが、ご当地メーカーならでは(?)。

 
なるほど。パン生地自体が渦になっていて、上にはクリームの渦も描かれる。
パンはハンバーガーのように上下に切れ目が入っている。開くと、
ホイップクリーム

ヤマザキ系列なんかでもありそうだけど、(たぶん)ない商品。
クリームは量が多いもののしつこくなくていい。ご当地メーカーならではの堅実な菓子パン。
秋田で売ってくれてもいいのに。

袋越しにうず潮の底面
底側も、ちゃんと渦になっている。

例えばチョコクリームとかあんことか、うず潮の派生商品があってもよさそうだけど、ないみたい。
うず潮と並ぶ、りょうこくの主力パンが、コッペパンを切り開いてチョココーティングした、その名も「開きチョコ」という商品。
先に見た別のスーパーでは扱っていたものの、マックスバリュでは置いていなくて買いそびれてしまった。


また、高畠町には「たいようパン」というメーカーも存在し、開きチョコと競合する「ベタチョコ」というパンもあるとのこと。
開きチョコもベタチョコも、秋田のたけやの「ダブルチョコ」「チョコトースト」と同じカテゴリーに入るパンのようだ。


さて、エダマメをつぶした「ずんだ」は、全国的には仙台が著名かもしれないけれど、岩手、秋田、山形の各一部地域などでも作られている。
お菓子コーナーには、こんなものが。
おつまみだんご(ずんだ)
山形県東根市の「東だんご本舗」というメーカーの餅類がいくつかあった。ずんだは串団子版もあった。
米(うるち米のみでもち米は使っていない)は山形県産。まずいわけがない。
串でないので、1つずつつまめて、まさに「おつまみだんご」
惣菜コーナーでもずんだのおはぎなんかがあったはず。
岩手県の一関周辺は餅文化で有名。秋田は米どころのわりには、商売としてはあまり餅や団子を作って売ろうとしないのか、その岩手のメーカーの餅類がよく売られている。
山形ではこうして地元メーカーが存在するということは、山形もわりと餅を食べる地域なのだろう。選択肢が多いのは、餅好きとしてはうらやましい。

※旅行記の続きはこちら

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ごま団子みたいな

2017-09-06 23:57:25 | ランチパック等パン類
山崎製パンの人気商品「ランチパック」を、系列である秋田のたけや製パンと青森の工藤パンが、それぞれの販売エリア向けに製造販売しているのが「フレッシュランチ」。
たけやと工藤パンそれぞれが開発・製造しており、県を越えて販売されることはない。また、最近は秋田・青森両県でも(特に秋田)、ヤマザキランチパックが幅を利かせる(両社が受託製造するものもある)ようになり、以前よりフレッシュランチの存在感が薄くなっている。

近年のたけやランチパックは、中身を変えながら常時1~2種類が製造されているようだが、取り扱わない店も多く、ほそぼそと続いている状態。
ジャム&マーガリンみたいな、ランチパックと競合してあえてフレッシュランチにする必要性が薄そうなものや、過去にあった本荘ハムフライ入りをワサビ味に変えたような、二番煎じ的なものがあって、興味をそそられなかった。

2017年9月、久々におもしろそうなたけやフレッシュランチが登場。
ごま団子みたいな フレッシュランチ 1包装330kcal
「求肥とごまだれ、ホイップクリームをサンドしてごま団子風に仕上げました。」「ホイップクリーム」だけ文字色が違う。
イメージ写真の串に刺さったごまだんごは、たけやの商品のだんごに似ている。でも、あんことみたらしはあったけど、ごまってあったかな。あと、たしか焼き目が付いていたけれど、写真にはない。

ここ何年か、たけやでも他のパン会社でも、既存の和菓子などをイメージした蒸しパンなどが発売されていた。
本家ランチパックでは、きなこ餅などをイメージして、中にぎゅうひをはさんだものが出ていた。
それらの、フレッシュランチ版ということになろう。フレッシュランチとしては初ではないだろうか。

「~みたいなパン」という商品名のパンは以前にいくつか出ているが、これは「~みたいなフレッシュランチ」。それに合わせて、パッケージの文字の位置が上下入れ替わっている。
(再掲)ランチパックとたけやフレッシュランチ
↑通常のフレッシュランチは、「フレッシュランチ」が上段。 ※工藤パンフレッシュランチはデザインが異なります。

たけやに限らず、この手のパンで中に挟んだクリーム類は、もうちょっと量が多ければ…と思ってしまう物が多い。値段を考えるとやむを得ないけれど。ところが、これは、
パンをはがして広げたところ
四角いぎゅうひ(左の半透明のもの)、ホイップクリームがたっぷり。
ぎゅうひをはさんで反対側は、
黒ごまもたっぷり(海苔の佃煮じゃありません)
見ての通り、物足りなさはなく、中身は充分。
ぎゅうひはびろーんと伸びて柔らかくて、「団子」のイメージとはちょっと違う。固くならないためには、このようなぎゅうひにするしかないのかもしれない。
ぎゅうひとごま・ホイップクリームのバランスもいい。ホイップがなくてごまだけだと、甘さがしつこくなるのかな。

ドン・キホーテやイオンリテール火曜市では、100円ちょっとで売っていて、これはお買い得。ただ、やっぱり他店ではあまり扱っていない。


久々に買ったたけやフレッシュランチ。上の写真の通り、消費期限のほか製造年月日も併記されている。
ランチパックでもたけやの他のパンでも、惣菜パンは以前から併記していたが、このような菓子パンは消費期限のみの表記だった。それが変わったようだ。

また、今月から、加工食品に産地表示が義務づけられた。場合によっては「輸入または国産」でもいいとか、なんだかよく分からないし、移行期間があって2022年4月まで猶予される。このフレッシュランチでは、従来の表記だった。


ところで、今月、工藤パンでは、横手やきそばをはさんだパンが発売されたとか。今のところ秋田では見ていない。

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工藤パン2017.5@秋田

2017-05-22 20:36:59 | ランチパック等パン類
青森県の工藤パンの商品は、秋田市内の店でもマックスバリュ広面店など恒常的に販売する店はあるが、それ以外の店でもたまに複数種類を売ることがある。そのタイミングは違う店でも同じ時期のことが多い気がする。たけや・ヤマザキ陣営による「秋田県内における工藤パン商品重点販売月間」みたいなのがあるのだろうか。
2017年5月が、その状態。普段は通常のイギリストーストと食パン程度しか売っていないマックスバリュ泉店、ザ・ガーデン自由が丘西武秋田店、ドン・キホーテ秋田店などでも、それ以外の数種類を販売中。
でも、イオン秋田中央店のようにいつもと同じ店もあるから、単なる偶然かしら…

まずは恒例。
イギリストースト 夕張メロンクリーム&ホイップ 346kcal
5月発売。原料供給元:夕張市農業協同組合。
過去のランチパックなどでも定番の、北海道のメロン味。
「とことん北海道」というマークが付いているけれど、ヤマザキで同じシリーズを展開中。たけや製パンでも同じマーク入りのミルクを使ったパンがある。ヤマザキ系列共通企画のようだ。

先月はジャリジャリましましが発売(今月も継続。マックスバリュ広面店では、メロンとジャリジャリが並んでいた)されたように、やっぱりイギリストーストはジャリジャリなのかと思ったら、これはジャリジャリしていない。
普通のメロンクリームパンとして、おいしい。

そう言えば…
2014年7月に青森に行った時は、こんなのがあった。未紹介だったのでついでに。
【販売終了】イギリストースト 富良野メロンクリーム 415kcal
こちらは富良野(供給元の記載はなかったようだ)。
中身は1種類だけで、ジャリジャリしていた。
炒り玉子じゃありません


以下、イギリストースト以外。
エクレア(2) 北海道産牛乳使用ホイップ&カスタード 1個162kcal
5月発売でとことん北海道。小さいエクレア2本入り。「洋菓子」扱い。
ヤマザキやたけやでは、大きいシュークリームやエクレア、小さいシュークリームは製造しているが、小さいエクレアは珍しいかも。しかもその工藤パン版ならなおさら。
かりんとうじゃありません


皮はやや硬めで、クリームは2種だけど思ったより少なくて、中に空洞がある。
皮もクリームも、小さいシュークリーム(プチシュークリーム)のそれにそっくり。「プチシュークリームを長くして、チョココーティングした」ものっぽい。

ちなみに値段は同じくらいでカスタードが入ったヤマザキ「大きなエクレア」は、たけやの受託製造で319kcal、「洋生菓子」扱い。


最後の2つは、脱酸素剤入りで賞味期限が長いお菓子なので、パンとはちょっと離れた棚で売る店舗もあります。
一口きな粉 よもぎ餅 6個334kcal
「工藤パン」でなく「工藤の和菓子」のロゴが入る。「和生菓子」扱い。発売日不明。
でも、「宮城県産よもぎ使用」、さらに「ぐるり東北食めぐり」という見慣れぬマークも。

あと、このパッケージに見覚えがある。
右側が食べかけで恐縮です
右は「やまざき薄皮一口まんじゅう」。それと、袋のサイズもデザインもそっくり。
秋田で売られているこの手のまんじゅうは、製造所固有記号「KD」の工藤パンが受託製造したもの。たまに工藤パンブランドで、同じまんじゅうがたくさん入ったものも見かける。
工藤パンには小型和菓子パッケージの機械とノウハウがあり、それを活用したよもぎ餅のようだ。

中はつぶあん。草餅の味もきなこの味も感じられ、手軽なおやつに最適。
だけど、トレイの底にもきなこが付着し、卓上にこぼれるので注意。

パイドクーヘン 青森県産りんごジャム使用 623kcal
これは「KUDOPAN」ブランドながら、「ぐるり東北食めぐり」シリーズ。「洋菓子」扱い。5月発売。
袋の形状と中身の形状があまり一致していないようであり、中は粉のようなクリームのようなものが付着して、外観はあんまりきれいじゃない。

「パイドクーヘン」が初耳。
リンゴの「ジャムをサンドしたパイ生地とクリームを、ふんわりとしたスポンジでサンドしました。」とのこと。開けたら納得。
パイを芯にしたロールケーキってことね
表面に砕いたパイ皮みたいなのがまぶしてあって、少しザラザラした食感が楽しめるけど、それがポロポロこぼれるので、これも食べづらい。
リンゴの味はするけれど、それよりケーキの味がなかなか濃厚。なんてったって623kcalだから。


「ぐるり東北食めぐり」について。
ネット上の情報によれば、以前紹介した「ユ藤パン」ブランド4個入りの「シベリア」にも、現在は左下に「ぐるり東北食めぐり」が入った。
また、よもぎ餅と同じくらいのサイズのたけや製パンのバター餅を置いてある店もあり、それにも「ぐるり東北食めぐり」が付いていた。値段はよもぎ餅の100円台に対して300円台。
ということは、工藤パン・たけや製パン(もしかしたらヤマザキも?)による、東北地方の特産品を使ったもしくはゆかりのある、和菓子・洋菓子のシリーズということなんでしょうかね。冒頭の「とことん北海道」みたいな。
もっと宣伝して全貌を明らかにして、多くの店で置いてもらえるようにしたほうがいいと思います。※この後、2018年秋の記事
コメント (4)
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