広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

がっことおやきのパン

2018-03-16 00:06:42 | ランチパック
3月新発売の秋田にちなんだパン2つ。
まずは、カテゴリー名にしているわりには久々に紹介することになる、ヤマザキ「ランチパック」。
ランチパック いぶりがっこマヨネーズ 1個111kcal
「いぶりがっこ入りマヨネーズ風味ドレッシングをサンド」
秋田市内で売られているのは、製造所固有記号「YSE」の仙台工場製。
ナトリウム量260mgから換算した食塩相当量は0.66g。

いぶりがっことは、いぶしたダイコン(やニンジン)の漬け物。たくあんを燻製にしたような味わいで、秋田では古くから親しまれているが、近年全国的に知られて、好む人も少なくないようだ。
製造風景?
パンとの相性も悪くなく、過去にはたけや製パンシライシパンが商品化していた。
また、以前にはいぶりがっこの呼称の使用について、業者間でもめごとがあったが、現在は話がまとまって、業界一体で使うことに落ち着いているようだ。

それにしても、このランチパック、「いぶりがっこ」の言葉が当然のように記載され、何の説明もなく、そっけない。裏面の原材料名欄は「大根いぶり漬けドレッシング和え」とはあるけれど…
いぶりがっこの知名度が上がったといっても、秋田県外でも発売される商品がこの状態では、「いぶりがっこって何?」と戸惑う消費者が多そう。
「秋田」ともひとこともなく、秋田の宣伝にもつながらなそう。

ランチパックのホームページでは、「地域の特徴のある素材を使用した商品」に「ご当地」マークを付けて紹介しているのだが、このいぶりがっこ入り~には、表示がない。もしかして秋田と無関係の「いぶりがっこもどき」でも使ってるのか?

3月発売のランチパックでは、山梨の「桔梗信玄餅風」というのもあり、これには「ご当地」マークがある。しかもたけや製パンが製造を受託(製造所固有記号TK)しているようで、秋田市内の店舗ではいぶりがっこ~よりもよく見かける。【16日訂正・~信玄餅風も仙台工場製でした。いずれにしても、秋田市内でいぶりがっこ入り~を扱っている店は少ないと感じる】

中身
ランチパックとしては標準的な量の中身。大小に刻まれたいぶりがっこと、黒胡椒の粒が見える。
味は想像通りだけど、欲を言えばもうちょっといぶりがっこが多く(そして細かく)、マヨネーズがもう少し控えめだといいかも。

【16日追記】ネットをざっと見ると、全国的に広範囲で売られているわけではなく、東北地方と関東地方辺りでは売られていそう。仙台工場だけが製造しているのかもしれない。
※2020年にはフジパンスナックサンドで、いぶりがっこの商品が出た。2021年にはたけやフレッシュランチでも。


もう1つは、たけや製パンの商品。
おやき風パン 高菜マヨネーズ風味 178kcal
ナトリウム量303mgから換算した食塩相当量は0.77g。

以前紹介したように、秋田には「おやき」という食べ物が存在するが、全国的に広く知られた信州のおやきとは、似て非なるもの。
信州との違いを簡潔にまとめれば、皮は(小麦粉ではなく)米粉、中身は(野菜などでなく)粒あんが基本という2点。
たけや製パンでは、果敢にもこのおやきをパンにしたものを商品化していたが、再現性としてはいまいち(単なる平べったいアンパン)であった。

それが再び商品化された。
以前は「秋田のおやき風パン」という商品名だったのに、今回は「秋田の」が取れた。
しかも、秋田のおやきではまずないと思われる、高菜の油炒め(とマヨネーズ)を中に入れたもの。
ということは、信州のおやきをイメージしたの?

相変わらず平べったい
表面のガサガサした感じは、以前の秋田のおやき風パンよりも、(信州のよりも秋田の)おやきっぽくてリアルさが増した。といっても、裏面は、
いかにもパン

中身
思ったよりたくさん高菜が入っている。
以前の秋田のおやき風パンは、パン生地の割合が多すぎる感じがしたけれど、今回はそこまでではない感じ。

高菜入りのパンだと思えば、そういうもんだと思って食べられたけれど、これがおやきを再現しているのかと問われれば、どこか違うような。さらなるシリーズ続編があるのでしょうか。

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