田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

歌舞伎観劇、夏の遠足

2016年08月16日 | 日記
 17、18日は歌舞伎観劇で夏の遠足に行ってきます。ブログはお休みします。歌舞伎は初めて。予習し、オペラグラスを用意しました。また劇場内で貸し出されるラジオも借りるつもりです。
 
土蜘蛛あらすじ
格調高い「松羽目もの」。作者は河竹黙阿弥。主人公は「源頼光」です。「らいこう」と音読み。源頼光は、病気で療養中。家来の平井保昌が見舞い。平井保昌一度退場。典薬の守が薬持参。侍女の胡蝶がその薬を持って来る。

気分が良い頼光。屋敷の外の様子が気になる。そろそろ秋。胡蝶が都の名所がいまどんな景色かを舞で説明。「山々は、時雨を待たずに、染めて候」すっかり紅葉です。

舞の唄は、清水や嵐山などの京の名所尽くし。胡蝶は若い美しい役者。能装束風の衣装と所作。唄の文句も美しく、ここが一番「松羽目もの」場面。

急に頼光の具合が悪くなる。なにかが憑いているのではないか。怪しげな僧。僧は比叡山の僧の「智疇(ちちゅう)」と名乗る。頼光のために祈祷。智疇の台詞『我がせこが 来べき宵なり さゝがにの 蜘蛛の振舞 かねてしるしも』古今集にある「衣通姫(そとおりひめ)」の歌。「ささがに」は蜘蛛のこと。ここでは枕詞。意味は蜘蛛の様子でわかる。今夜は私の大事なあのひとが来るみたいだ。

怪しむ頼光。智疇は比叡の祈祷の威徳を語り納得させ、頼光に近づく。しかし、太刀持ちの若者が気づく。智疇の影が蜘蛛。

気付いた頼光は、常にそばに持っている「膝丸」で斬り付ける。蜘蛛は逃げる。

頼光の声に気付いて、次の間に下がっていた保昌がかけつける。切られた蜘蛛の血の跡を見つけ、退治することにる。

場面が変わってさびしい荒れ野。血の跡をたどって頼光の家来である四天王と、平井保昌とが来る。土蜘蛛の巣を見つけ、攻撃。姿をあらわした土蜘蛛との激しい戦い。

最後は頼光の剣の威光で土蜘蛛が負けるのだが、舞台は戦いながら終わるのである。

山名屋浦里あらすじ