カッコ悪い選挙

　思っていた通りの選挙結果でした。多くの人がこの結果を予想したと思います。それにしても、みっともない選挙戦でした。そのほころびから、見られちゃ困るところが見えたように思います。良かったことかもしれません。
　
　ネガティブキャンペーンは聞き苦しいですが、前半の『病み上がりの人を・』発言は、担ぎだした人を批判したのでしょうね。それを己への批判と受け止め、『差別、差別』と反論してしまいました。病を持つ多くの人はいつも戦々恐々としているのであって「完治した」と口では言うものの『完治して欲しい』と思っているものです。お医者様の診断がそれを裏打ちし、気休めではなかろうかと疑心暗鬼におちいるものです。それを素直に言えば、風は吹いたと思います。政党幹部の「あなただったら４党共闘で勝てる」そんな言葉を信じてしまっての立候補だったかもしれませんね。
　
　応援した者は除名、なんとも時代遅れの考えだと思います。さらに「党規に反して応援したものはその親戚も・・・・」を読み、『なるほど、党に所属すればそれなりに甘い汁も吸える』と思っていたのだが『甘い汁は親戚縁者にまで広がっているのだな。一兆円を超えるオリンピック関連土木工事だもんねぇ』と噂の確信を得ました。
　
　土壇場で立候補を取り下げた人に「どうして応援演説に来ないのか」と怒った政党幹部がいたそうですが、名前だけで当選できると思うのが間違いと思います。前知事も、名前が売れていただけの気がします。そして結果は惨めでした。忘れちゃいけないと思います。毎週末の別荘暮らしの発端は週刊誌記事でしたよ。
　
　前々知事は虎のしっぽを踏んだそうですが、オリンピックを招いた知事です。どんぶりかもしれませんが、工事費を見積もった知事です。見積の責任を果たすべき、新知事を手助けして欲しいと思うのです。公民権停止でもお手伝いは出来るでしょう。政治は金儲けの手段では無いことを示して欲しいと思うオイラです。