田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

とても理解しやすいフランスの記事

2015年08月29日 | 日記
 見出しは『中国は日本に「謝罪迫る資格」なし・・・莫大なODAを忘れたか? ドイツもイタリアも侵略の謝罪はせず』である。にもかかわらず、ある野党議員は「何百年たとうが謝罪」と言ったそうだ。この長い歴史のわずか二三数百年を切り取ったとしても、謝罪しなくても良い国家なんて無いだろう。人は戦いを好む生き物なんだ。残念なことだが、つい口が滑ったのだろう。
 
 この記事は、謝罪については、田中角栄元首相が国交正常化のために訪中した際にすでに、「深々と頭を下げた」と指摘。日本は「贖罪のための賠償もした」として、ODAなどによる巨額の対中経済援助を挙げた、と記す。日本は戦後我が国がそうであったように製造業、特に汚れ仕事を中国に任せた。中国は順調に発展した。更に記事は続き、 
 「今の平和主義の日本が、軍拡主義の中国に服従することはない。
  民主主義の日本が権威主義の中国に服従することはない。
  国際主義の日本が民族主義の中国に服従することはない」と論じた。
 
 侵略行為の認定も勝利国によるもので、敗戦国は領土喪失、賠償、一定期間の占領、戦争犯罪者の裁判などが強いられるが、「これらが終了すれば、謝罪や清算はすべて完結したことになる」と論じた。
 
 さらにドイツやイタリアも侵略国であり敗戦国だが、「何度も繰り返して相手国に謝罪するのは見たことがない」、「国際法でもそんなことは定められていない。中国以外の世界中の第二次世界大戦の“被害国”は、そんなことをしない」と論じた。
  
 中国では「ドイツは戦争についてきちんと謝罪」が“常識”になっている。しかし、中国でよく例となるワルシャワにおけるブラント首相(1970年当時)の謝罪も、ユダヤ人の迫害に対するもので、ポーランド侵攻を含む戦争発動に対するものではない。

 1985年の終戦40周年式典でのフォン・ヴァイツゼッカー大統領の演説では「われわれ全員が過去からの帰結にかかわりあっており、過去に対する責任を負わされている」と述べたが、「反省」や「謝罪」の言葉はなかった。

 イタリアは日独と同盟する枢軸国として第二次世界大戦に加わったが、戦局が不利になると指導者のムッソリーニを排除し(最終的に処刑)、連合国側に加わり日本にも宣戦布告した。このため、他の連合国と同格ではないが、敗戦国扱いは受けていない。
 
 知らないことを外国から教わった。この記事の全てが正しいとは思わないが、もっと学ばなきゃならない・・・。反省した。