妻の梅ジュースできました

　先月初め、妻が作り始めた梅ジュースが出来上がりました。試行錯誤の上、数々の幸運にも恵まれ、特上美味な梅ジュースが完成しました。妻の鼻が２センチくらい高くなりました。が、しかし！オイラの機転で難を逃れたことは、なぜかスルー・・。

　妻の性格は、思い立ったら即実行です。たった五粒の梅ジュースを見て、作りたくなったのだと思います。バーゲンの梅１kgを買い、２リットルガラス瓶を用意しました。お砂糖が溶けるまでの保存場所を冷蔵庫と考えましたが、場所を取り過ぎ納まりません。扉を開けると落ちそうで、開け閉めがとっても不安でした。冷蔵庫の棚を外せば納まりますが、他の物の収納が難しくなります。仮設の棚を作ることにし、使っていない棚などを物色しましたがどれも帯に短し襷に長しです。

　オイラがふと「野菜室に入らないかなぁ？」と独り言を言ったのを聞き漏らさなかった妻は、オイラが仕事場でいない間に野菜室を試し、ギリギリ入ったのを確認してから「梅ジュース、野菜室に入れたわよ」ってさ。オイラは『お！お！思った通りだっ！』の爽快感が味わいたかったのにぃ・・・。
　
　漬け込む時、計量したら氷砂糖が足りませんでした。急遽、お葬式の香典返しで頂戴し、貯まりに貯まったスティック砂糖を混ぜて使うことにしました。白砂糖でも良いと書いてありましたし、早く溶けるとありましたが、ゼリー状になり、瓶を振っても動かず、溶けるまでは大変でした。一日二回の瓶振りは私の仕事でした。毎日欠かしませんでした。
　
　溶け終え、鍋に移し熱しました。灰汁（アク）はほとんど出ませんでした。１リットルの瓶に移し替えました。毎晩いただいています。適度な甘さと酸っぱさが美味しいです。きっと嫁子チャンと娘に自慢して「持ってく？」と鼻を高くして、鼻からフンフンする妻のドヤ顔が目に浮かびます。