田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

アッチャア!!~やっちまったゼ 住職が少女に・・・・

2015年08月28日 | 日記
 高校の同級生が事件を起こした。高校時代はすごくおとなしい奴で、全く目立たず、寺の跡継ぎとは知らなかった。私が三十なかば、市内名刹E寺に関する仕事で、社長に連れられ、社長の菩提寺であるE寺を訪れた。当時の社長は市の外郭団体の重鎮でもあり、滅多に待たされることは無かったが、住職はなかなか現れなかった。「住職はクセモノ坊主なんじゃ」とポツリ。
 
 当時の私は県の重要な仕事で手一杯であり、E寺は若手筆頭のY氏に任せた。連日、日を跨ぐ激務の私だったが、大きな仕事の時は、宴席で労をねぎらうことも必要。発注先の女子社員さん達にも来ていただきました。その中の一人、Y子さんとは、毎日電話の取次をしていただいていましたので、とても気が合い、Y子さん行きつけの店を紹介してもらいました。そうしたら偶然にも、マスターが高校の同級生。再会を喜び、その後はよくその店を利用させてもらいました。
 
 ある日のマスターが「田神、たまには同窓会に来なよ」と誘われました。指定された日、卒業以来始めての同窓会に出席しました。会場に入るとすでに会は始まっていました。カウンターに座ろうとした私を見つけたマスターが「少しの間、相手してあげて」とテーブルに案内してくれました。テーブルには、一人の強面の小柄な男、隣が空席でした。マスターが「田神、E寺の坊さん、Mクン。田神と同じくクラスだったぞ」と紹介されました。かすかに昔を思い出しました。
 
 「M君・・高校時代の記憶があまりなくってゴメン」と言うと、彼は「田神君だよね、学校の近くに下宿してただろ。俺、良く憶えている」と言いました。彼に私の仕事を話し、最近E寺で父上に会ったことを話しました。彼は「うんうん」と素っ気ない返事、突然 内ポケットから写真を取り出し、私に見せました。写真は結納を交わした婚約者でした。その行為がとても一途、遊び慣れていない無垢さで、とても異質に感じました。
 
 それからずいぶん時が過ぎました。業務中、一人の顧客がE寺の檀家であることが分かり、私がふとM君の話をすると、顧客の奥様の顔が曇りました。そして「住職さんのDVがひどく、奥さんが子供さんを連れて出て行ってしまったらしい」と小声で言うのでした。
 
 その後何度も葬儀で、導師のM君を見ましたが、強面の顔が更に険しく人相が変わっていました。とても、ご導師様の面構えではありませんでした。そして今日こんな記事を見ることになってしまいました。
 
 『署は少女に対する準強制わいせつの疑いでG市、E寺住職のM容疑者を逮捕した。同市中心部にあるE寺は歴史上ゆかりのある寺として知られている。逮捕容疑は先月中旬、無職で10代の少女が正常な判断をできない状態にあると知りながら、自宅でわいせつな行為をしたとしている。容疑を認めている。署によると、今月になって被害届があり、同署が調べていた』だそうだ。
 
 思うに、父親との関係、あまりに無垢、理由はあろうが、馬鹿な奴だ。魔が差したでは済まないのだ。残念だけど恥ずかしい限りだ。