田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

真夏の怪談、怖いよ~ぉぉぉ

2015年08月02日 | 日記
 妻が職場で聞いてきた話です。中元セールが終わると『ギフト解体セール』がどこのお店でも開かれます。ギフトセールの売れ残りといわれる物をバーゲンで売るのです。妻はこれを利用して、親しい親戚の中元にします。ちょうどお盆休みに間に合うからとても喜ばれます。私は、売れ残りがそんなに多いのは、見積が下手と思っていたのですが、実は裏の噂があったそうです。可愛いらしい噂には、解体セールといいながら、実は普通のバーゲン商品を並べて売上増を企んでいるってのは許される範囲ですよね。
 
 さて本題、私の地方で某企業の重鎮がお亡くなりになりました。財界、政界、角界、その筋でも名が通った名士でした。ですが、亡くなったら、噂や陰口の重しがとれたのか、多くの醜聞が聞こえてきました。
 
 この名士、送りつけられる歳暮、中元もただならぬ数だったそうで、別棟倉庫が必要だった。一定数が貯まると、各デパートの職員が呼ばれ、包装紙ごとに分別し、売値の8割での買い取りを求められたそうです。売値が定価かどうかは分かりませんが、その買値で解体セールに出したら利益は出ないそうで、営業社員は地獄の一日だったそうです。が、当然世の中には、買い叩かれる弱い人も、買い叩く強い奴もいたそうです。結局、歳暮中元って合法的マネーロンダリングなの?との疑問はさておくとしよう。
 
 『亡くなったから、言えること~。生きてたら言えない』と噂が広まっているのです。名士の方が亡くなって悪い噂がでるほど、怖いことはないですね。生前のお姿を新聞で見たことがあるだけに、またご子息や奥様が健在だけに、こんな噂が広まったら気の毒と思う反面、あの強権さもあらんと思う、暑苦しい夏の一日でした。