森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノコンギク 花

2014年02月22日 | 自然観察日記
花色は白から濃紫色まで変化が多いのですが、越後では白か淡く色づいたものしか見ませんね。飯豊の個体もその系統です。花は典型的なキク科の花ですが、花弁はやや先端はとがり気味。
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ノコンギク 果実

2014年02月22日 | 自然観察日記
実の様子が最も他の類似種と区別するのに分かりやすいでしょうか。冠毛が発達して、このような毛のボール状態になります。一つでもこの果穂があれば判断は容易ですね。
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ミヤマウツボグサ

2014年02月21日 | 自然観察日記
飯豊の玉川に面した崖に見慣れない花が咲いていました。家での調べになりましたが種名はミヤマウツボグサ。栄養状態が悪い個体で花数は少ないですね。ウツボグサの寒地適応種と考えられています。小形で走出枝を出さないのが違いという説明ですが、雰囲気はまるで異なります。色も澄んでいて玉川の水に合っている感じ。この個体は野生児のウツボクサのイメージがまるでありません。
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ミヤマウツボグサ 花

2014年02月21日 | 自然観察日記
ちょうど岩の割れ目から滴が落ちて葉に水滴がついている状態。夏場にこういう景観を見ると涼やかさが一層増します。今まで山歩きをして初めて見る種。北地や深山に自生するとしても、この花は歩いた範囲では1ケ所しか見当たりませんから、この地域でもかなりまれな種のような気がします。
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飯豊 玉川

2014年02月20日 | 風景
夏場ですから大きな川といっても水量は少なめです。とはいっても、淵は深く瀬の水流は速く、岩の凹凸も激しいところですからスイスイと歩けるようなところではありません。歩けそうなところを選んで動き回るのが面白いんですね。これはかなりの運動量で時にはひざ上まで水に浸かり渡礁します。これもなかなか心地よいのです。川から見る景色もいいですよ。そして、川岸に生育する珍しい花などに出会えば最高の気分になります。
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玉川に落ちたエゾゼミ ①

2014年02月20日 | 自然観察日記
川岸の岩をたどりながら歩を進めているときに、頭上の樹からエゾゼミが落下、玉川の水面に落ちてきました。もう果たすべき仕事を終えたのか、どことなく勢いがありません。流れが渦巻くトロに落ちたので、直ちに激流に流されるということはありませんでした。しかし、少し先には流れがあっていずれその流れに乗りそうな場所。しばらく、事の成り行きを見守ることにしました。
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岸に這い上がるエゾゼミ

2014年02月20日 | 自然観察日記
ゆっくり渦を巻くトロ場、軽いので水面に浮いたエゾゼミがもがきの動作を繰り返していますので何回か周回をした後運よく岸から伸びる根の先につかまりゆっくり上がってきました。水面から体を引き上げた後、濡れた体を乾かすように動かなくなります。沢の音以外は何もしない「静寂」の中で見た生死を分ける一コマです。こういう「戦い」が無数にこの空間には存在しているのですね。
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飯豊 温身平

2014年02月19日 | 風景
昨年の夏の終わりに飯豊連峰の山形小国側の登山口の飯豊温泉に出かけ、ちょっと沢遊び。温身平という名が付いたブナの森も散策しました。季節がらあまり多くの花が見られませんでしたが、季節に応じた面白さがありました。しばらくはこの時に出会ったものを紹介しましょう。
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イワナをゲット

2014年02月19日 | 自然観察日記
昨年は沢釣りを行ったのがこの時のみで、イワナにお目にかかっていませんでしたから久々の対面でちょっと興奮。沢にはそれなりの人数が入り込んで釣りを楽しんでいる様子でした。私は釣るのが目的というより、綺麗な沢に糸を垂れて大自然に包まれていることを楽しみたい気分でしたから、先人が荒らした沢でも気にせず沢を歩きます。釣れれば儲けものといった程度。それでも20cmほどのイワナが釣れるわけで、自然の豊かさが感じられます。それとも、腕がいいのかな・・・?
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飯豊のイワナ

2014年02月19日 | 自然観察日記
メジロアブが盛んに動き回る季節ですから、沢には入りにくいのですがこの地域にはそれほど多くないのかほとんど気になりませんでした。玉川という名の大きな川はいささか水量が多いのでここに流れ込む小沢を上がって最初の小滝の滝壺でヒットしたものです。綺麗ですね。
実は時間も遅めでしたので、この一匹で満たされたことにして納竿。下流にある梅花皮荘(かいらぎそう)という国民宿舎に向かいました。ここのお風呂が気に入りました。
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温身平からの飯豊連邦

2014年02月19日 | 風景
花の名山である飯豊の稜線はここからかなり先になります。若い頃にこの名峰にいろいろなルートから登って様々な植物を観察した思い出があります。重たい荷物をしょって何日も入り込んだ山塊です。多くの先輩方から植物の世界を教えられた私にとっては聖地の一つでもあるのです。今回、登山を目的にしたものではありませんが久しぶりの訪問になりました。
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オヤマボクチ

2014年02月18日 | 自然観察日記
オヤマボクチの花は秋の花。まだつぼみの季節ですが、次第に大きくなって行く様子が分かります。成長した花序を取り撒く何枚もの苞片はこの時期内側から次々に作られ外側に移動してくるのですね。糸状の繊維がみられます。この種の特徴である葉裏のクモ毛はつぼみをつくる過程でも見られます。クモ毛で守られていた花芽がこの糸を切って成長してきているというようにも見えます。
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カワラマツバ

2014年02月18日 | 自然観察日記
ある意味雑草に値するような種かもしれないのですが、私の住む長岡当たりでは全く見かけないので、旅先で出会うとついつい目が行ってしまいます。探しようが悪いのかもしれないのですが・・・。カワラアマツバ、小さな花が可愛いので愛でてあげます。山歩きが多い関係で高山種のキバナノカワラマツバのほうが良く出会います。私にとって普通のカワラマツバは以外に貴重種なのです。
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ハウチワカエデ

2014年02月17日 | 自然観察日記
参道沿いに見られる樹木でハウチワカエデが目に留まりました。越後でも多くあって特別珍しいものでもないのですが、太平洋側にはオオイタヤメイゲツという種があることになっていますから、「もしかすると・・」という意識で観察していました。それで、一瞬この個体が・・?と何枚か写真を撮って持ち帰ったものです。実物の枝を持ち帰ったものではありませんからいくつかの角度からの映像を見比べてハウチワカエデに落ち着いた次第です。
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ハウチワカエデ 葉

2014年02月17日 | 自然観察日記
どんな種でもそうですが良く似た種がある場合などどう判断してよいか分からなくなることがあります。それぞれの種にはある幅で変異があってその変異がたがいに重なることがしばしばです。もっとも、目出しから花、そして果実と一年間の生活そのものを見比べてみれば大きな差になって見えることでしょうが、ある短い時期の姿を取り出して判断することが大変難しい・・・。結構間違えて判断しているケースが多いような気がしています。
葉柄の長さがかなり短いのがハウチワカエデの特徴です。
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