森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ハウチワカエデ

2014年02月17日 | 自然観察日記
参道沿いに見られる樹木でハウチワカエデが目に留まりました。越後でも多くあって特別珍しいものでもないのですが、太平洋側にはオオイタヤメイゲツという種があることになっていますから、「もしかすると・・」という意識で観察していました。それで、一瞬この個体が・・?と何枚か写真を撮って持ち帰ったものです。実物の枝を持ち帰ったものではありませんからいくつかの角度からの映像を見比べてハウチワカエデに落ち着いた次第です。

ハウチワカエデ 葉

2014年02月17日 | 自然観察日記
どんな種でもそうですが良く似た種がある場合などどう判断してよいか分からなくなることがあります。それぞれの種にはある幅で変異があってその変異がたがいに重なることがしばしばです。もっとも、目出しから花、そして果実と一年間の生活そのものを見比べてみれば大きな差になって見えることでしょうが、ある短い時期の姿を取り出して判断することが大変難しい・・・。結構間違えて判断しているケースが多いような気がしています。
葉柄の長さがかなり短いのがハウチワカエデの特徴です。