森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ネバリノギラン

2014年02月07日 | 自然観察日記
開花中のネバリノギランはちょっと久しぶりです。花の終わった後のものを見る機会が多いのですが、この時はタイミングが良かったようです。この種も、経験的にノギランよりも深山性の種でやや高所の草原などで見かけます。花茎に粘り気のある腺毛が沢山あって小さな虫もこの腺毛に捕らわれてはいることもありますが、消化に結びついている話は聞きませんから、この腺毛の意味は何なんだろうと・・?と考えてしまいます。
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コオニユリ

2014年02月07日 | 自然観察日記
ここが湿原であったなごりのような種です。里山などでも水田放棄地などの湿地によく発生してときどきかなりの個体群になっているのをみます。それに、かなりの傾斜地や崖などでもみられますから、ちょっと意表を突かされます。おそらく、自生しているあたりの土質は湿りか強く水が流れ落ちてくるような状態になっていることを想像しています。大陸性のオニユリとは異なりムカゴを付けないとされてはいますが、条件によってはムカゴは良くつけることを確認しています。
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