森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クサレダマ

2014年02月10日 | 自然観察日記
湿地の植物です。広い草原ですからところどころ湿地性のところがあるのでしょう、そこに自生しています。しかし、そこは木道から少し離れていて足元がどうなっているのかよくわかりません。とはいえこの花がある以上確実に軟弱な状態になっているはずです。クサレダマは「草レダマ(連玉)」(レダマという花に似ているからとか。しかし似ていないという話)で「腐れ玉」ではないと解説してあげると結構受けますね。別名「イオウソウ(硫黄草)」。この名前方が良かったのかもしれません。

クガイソウ

2014年02月10日 | 自然観察日記
クガイソウです。榛名の高原はかなり乾燥化が進んでいる証拠と考えてもいいかもしれません。クガイソウはかなり乾燥した草原や水はけのいい山の草付きに良く見られます。榛名の高原はクサレダマなどの湿性植物もある一方で乾燥化した場所に見られる種も多くあり、遷移の状態を観察するには良い場所になっています。