フキノトウ

畑地の縁を歩いているとフキノトウが見つかりました。越後の里山なら早春は至る所にフキノトウが顔を出すのですが、赤城山のふもとはとても少ない感じ。昨年の枯れ葉もわきに残っていて越後の風情とはかなり違います。

フキノトウ 拡大

まん丸でとても大きい感じ。フキとしては別種として扱ったほうが良いのでしょうか？そういえばフキの変異はとても幅があって、それも連続しているのでどこで線引きしてよいかわからないというような話を聞いたことがあります。北海道や秋田のフキは巨大で越後の里山に生育するものと同じとはとても思えません。同様に群馬のフキも越後のフキと一緒にはできない気がします。とにかくこのフキノトウとても固く春の山菜として食べるような代物ではないのです。

越後のフキノトウ

雪解け後地面にはたくさんのフキノトウが顔を出します。人々は先を争って新芽を摘んで天ぷらやフキみそなどにして春を味わうのが長岡あたりの習慣です。柔らかく瑞々しく食欲をそそるものです。群馬で見たものとは大違いなのです。