森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ハンノキ

2017年04月10日 | 自然観察日記
長岡は今年も結果的には雪は少なく早い春が期待されましたが、案外低温の日々が続いていましたから、結局例年とあまり変わらない花の季節を迎えています。開園を迎えた里山フィールドミュージアムも4月に入ってもあちこちに残雪がありましたが最近ようやく全体が利用できるようになりました。
春本番を迎えるまでの開園前後の里山フィールドミュージアムの植物の表情を紹介したいと思います。
ハンノキは周辺の里山や山際の湿った場所によく見られる樹木です。2月のまだ雪深いころから尾状花序の雄花が目立つようになっていましたが、4月になるとさすがに尾状花序は精彩がありません。とはいえ、まだ独特の色彩を保ちながら湿地回りに大小十数本の林を形成しています。
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ハンノキの雄花(尾状花序)

2017年04月10日 | 自然観察日記
尾状花序は風媒花の一つの形態。風媒花なら繁殖時期にはあまりこだわらなくても良いと思いますが、なぜか尾状花序を持つ種の多くが春に開花させます。
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雄花

2017年04月10日 | 自然観察日記
さすがに4月に入ると花粉は残っていないようです。今年の仕事は終わったようです。
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雌花

2017年04月10日 | 自然観察日記
尾状花序が付く下の方に赤い色をした雌花が付いています。肉眼ではしべはわかりませんが、この塊には複数のめしべがあるはずです。
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昨年の果実

2017年04月10日 | 自然観察日記
雌花が受粉後結実し種子を作った後、果実が裂開し種子を散布したもの。この状態で越冬し夏頃までには落下します。
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