森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノッポロガンクビソウ

2013年10月25日 | 自然観察日記
ガンクビソウの仲間で幾分細身のノッポロガンクビソウがありました。北海道の「野幌」で採集されたものに名づけられたものでしょうか。新潟から長野の志賀高原にも同じものが自生しているということになりますね。林の下の半日陰に生育する地味な存在です。

ノッポロガンクビソウ 花

2013年10月25日 | 自然観察日記
花は頭状花で舌状花はありません。すべて管状花です。小さな花弁が黄色の色を発色していますからなんとなく黄色の頭状花です。この仲間も紛らわしいものが多く決め手は頭花の総苞片という部分がほぼ同じ長さであることや半円形上に花が盛り上がるなどです。新潟では魚沼や長野に近い山域ではごく普通に自生している種で、そういう意味で見慣れているものですね。