ミヤママタタビ 赤い葉

夏に小松原でミヤママタタビに出会いましたがここ志賀高原もミヤママタタビが多いところです。季節的に実の時期に入りましたからまた趣が異なります。とくに今回は葉の色付きが際立って感じられました。赤紫色に色づく苞葉はマタタビには見られない現象で種の特性の一つです。紅葉の季節にはまだ少し早いのですが、それゆえに一際この赤紫の葉の美しさが浮き出てしまいます。なぜこういう性質が生まれたのでしょうか。どういう意味があるのでしょうね。
この仲間は雌雄異株が原則で結実する木は限られます（まれに雌雄同株の個体もあって単独で結実するそうです）。

ミヤママタタビ 実

まだ熟していない実はあったものの美味しい実が沢山付いていました。秋の恵みを少しばかりいただきました。実の形はサルナシに近いのですが、若い実はマタタビと異なり刺激的な味はありませんしむしろサルナシに近い感じです。もっともマタタビの熟した実はそれは甘く濃厚なおいしさです。