深海ってまだまだ判明していないことが多いようですね。それと、そこに住んでいる生物も謎が多い。
それはそうですよね。なにせ深海ですから、観察するのも大変
ところで、深海ってどこからが深海になるんでしょう?・・・調べたら、一般的に海面下 200mより深い海を指すそうですが、厳密な定義は存在しないそうです。
今回紹介する話題は、タコに関するものです。
記事(2014年7月31日 gooニュース)では
『タコ母さん、卵抱いて4年半=動物で最長、子は十分成長―米加州沖の深海で観察
米カリフォルニア州中部沖の深海で、マダコ類の一種「ホクヨウイボダコ」の母親が約4年半も多数の卵を抱いて成長させる様子を探査機のカメラで観察したと、米モンテレー湾水族館研究所などの研究チームが30日付の米科学誌プロスワンに発表した。動物が卵を産んで抱いたり、胎児を胎内で成長させたりする期間としては最長記録という。
浅い海のタコ類が卵を抱く期間は1~3カ月、寿命は1~2年だが、暗く冷たい深海に生息するタコは代謝や成長が遅い分、長生きだと考えられる。
研究チームは2007年5月の探査機調査の際、水深約1400メートル、水温3度前後の海底にある岩の壁面で卵を抱いた母親を発見。体の傷痕で識別し、11年9月まで計18回の調査で卵がかえるまでの過程を追った。
母親は卵が新鮮な海水から酸素を十分取れるようにし、魚などに食べられないよう防御。近くに餌となる小さなエビ・カニ類がいてもほとんど食べず、次第に痩せて小さくなり、紫色の体の色も白くなって、抱卵を終えた後は死んだとみられる。
卵は初めは直径0.5センチ、長さ1.5センチ程度だったが、かえる直前には直径1.6センチ、長さ3.3センチまで成長。半透明のため内部で成体に近い形に育つ様子が見え、かえった子はすぐに餌を捕らえる能力があったと考えられる。岩に残った抜け殻を数えると、卵は約160個あった。』
4年半は長いですね。何も食べずに・・・