<見ノ越峠>
食堂や土産物店などが立ち並ぶ、
見ノ越の中心部から道を逸れ、
木屋平方面を望む峠にたたずんでいる最中、
どういうわけか一台の車ともすれ違いませんでした。
私が登ってきた貞光一宇ルートからは、
ぼちぼちながらも登山客を載せた車が到着するのに、
峠を越えた穴吹木屋平ルートと呼ばれる山道は、
依然ひっそりとした雰囲気に包まれています。
最近まで、災害により通行止めになっていたため、
道の開通が周知されていないのかもしれませんが、
最も歴史があるとされる穴吹木屋平ルートより、
貞光一宇ルートのほうに観光客が集まるのは、
何か別の理由があるのでしょうか…。
一説によりますと、剣山のある場所には、
ユダヤの秘宝(失われたアーク)が
埋められているという話があるのです。