<外宮 げぐう>
日本がこれまで何とか
「国」を守ってこられたのも、
「天皇陛下という稀有な存在」
「水面下で役割を担う人たち」
そして「それを静かに見守る国民」
がいたからこそだと思います。
たとえどんなに理不尽な目に遭おうとも、
たとえどんなに他国から蔑まれようとも、
多くの心ある日本人が、
自らの役目を放棄しなかったからこそ、
降りかかる災難や国難を
最小限に防ぐことができたのでしょう。
個人の生活に関しても同様に、
心が波立つときは早めに気持ちを入れ替え、
静かに感情を納めたほうが得策です。
お祭りやご神事の奥義が、
夜の静寂の闇に潜んでいるように、
表向きの賑々しさにばかり気を取られると、
大事なことを見逃してしまいます。
2018年という年は、各々が
シンと鎮まった心境を維持し、
自分の役目にまい進する姿勢が、
求められる年になるのかもしれません。