***** 大嘗祭 No.6 *****
というわけで、現代の「流行り病」
とも言える新型コロナウイルスと、
崇神天皇の時代に起きた「疫病騒ぎ」とを絡めて、
個人的な妄想をつらつらと述べてまいりました。
記事を綴る中で感じたのは、今も昔も
国を揺るがす「元凶」は同じだということで、
古代の人々も現代人の私たちと同じように、
「未知のウイルス」に右往左往しながら、
不安な日々を過ごしていたのでしょう。
逆に言うと、古代の人々がどのようにして
「疫病」を克服したのかがわかれば、
ただ怯えるだけの生活から
抜け出せるのかもしれません。
その意味でも「三輪山」という存在は、
非常に興味深い歴史の証人だと
個人的には感じるのですね。
そこで改めて考えてみたいのが、
天皇祭祀のすべてが凝縮された
「大嘗祭」という秘儀だと思われます
(ようやく再登場……)。
大嘗祭についてあれこれ調べる中で、
常々疑問に思っていたキーワードが、
実は三輪山ともつながることが判明したのです。