<木屋平・三木家>
古代ユダヤの民である忌部氏という一族が、
阿波の地の一大勢力となるまでの軌跡を、
ひと言で説明するのは非常に困難です。
恐らく忌部氏と呼ばれる人々は、
数百年~千年以上の長い期間にわたり、
日本に上陸したイスラエル氏族のうち、
ごく初期に到来したグループだったのでしょう。
あるときは、北回りの大陸ルートを通り、
あるときは、南回りの海ルートを巡り、
その時折で立ち寄るコースを調整しつつ、
粟国の大宜都比売命や、長国の事代主命など、
多くの「国」との交渉を持ちながら、
全国各地に様々な文化・作物を
伝えて行ったのだと思います。
恐らく、その大きな目的のひとつは、
スサノオの国であった当時の日本を、
天照太御神の国へと変えることであり、
のちに日本の初代天皇となる神武天皇を、
ヤマトまで導くことだったのかもしれません。
神武東征の過程で登場する水先案内人は、
すべて忌部氏と呼ばれた人たちの末裔であり、
今なお天皇を陰でお守りしているようです。