<諏訪大社秋宮 すわたいしゃあきみや>
神社を始めとする信仰の場を巡っておりますと、
あちらこちらで「柱」への信仰を目にします。
伊勢神宮の心御柱(しんのみはしら)を始め、
諏訪大社の御柱祭(おんばしらまつり)や、
出雲大社の宇豆柱(うづばしら)、
蚕の社(かいこのやしろ)の三本鳥居…等々、
「柱」を中心とした祈りの場は、
私たちの身近にたくさんあります。
まっすぐ天にそびえ立つ柱は、
天と地とをつなぐ「かすがい」です。
そして、両者のバランスを保っているのは、
大地の上に立つ私たち人間に他なりません。
神社(柱)にお参りをすることで、
天と地を結ぶ見えない柱が立ち、
各々の生き方が改善されるだけでなく、
自然の不安定な動きも鎮まるのでしょう。