***** 子年の展望 No.73 *****
茅の輪くぐりの元となった「蘇民将来」の物語は、
「門」や「柱」をキーワードとする、
イスラエルの「過越しの祭り」
との関連が噂される逸話です。
恐らく、茅の輪くぐりとは、
仔羊の血を塗った「血の門」を
くぐることと同意義であり、
大神神社の「三ツ鳥居」も、これらの風習を
念頭に置いて造られた可能性もあるのでしょう。
恐らく、「門」の下を交差しながら
三回通り抜けられるよう、
あのような不可解な形の鳥居が考案され、
最後にその門扉を閉ざして、「災厄」が
通り過ぎるのを待ったとも想像されるのですね。
ちなみに、ワラ束を3本撚り合わせて造る
しめ縄は、「DNAのらせん構造を示す」
という説があるのをご存知でしょうか……。
一般的に、遺伝子は「二重らせん構造」
と言われておりますが、近年「3本鎖DNA」
の存在が明らかになってきていると聞きますし、
もしかすると、「しめ縄がつけられた
門(輪)をらせんを描いて通り抜ける」
という日本ならではの風習は、
「遺伝子の修復作用」を促す神事なのかもしれません。