<春日大社 かすがたいしゃ>
今年20年に一度の
「式年造替(しきねんぞうたい)」
が行われている春日大社は、
奈良を代表する神社のひとつです。
今回6月末までの期間限定で、
国宝であるご本殿が御開帳されるということで、
奈良散策の折に立ち寄ってみました。
ちなみに、式年造替というのは、
伊勢の式年遷宮のように、
新たに御神殿や御神宝を造り変えるのではなく、
痛んだところを修繕したり、
色を塗り替えたりしたのち、
再び元のご本殿に戻すという行事。
春日大社には重要文化財も多いため、
新築にはできないのだそうです。
通常参拝者がお参りする拝殿の奥、
美しい朱塗りの回廊のさらに向こうに、
春日造と呼ばれる四棟のご本殿が、
まっすぐ横一列に並んでいました。
漆喰で塗り固められた白い磐座(いわくら)や、
社殿と社殿の間の壁に描かれた「絵馬」など、
興味深い見どころもあります。