<東祖谷名頃・かかしの里>
神社を訪れてお参りする瞬間が、
それまでの行程の総仕上げであるように、
神社詣でをする際に真に重要なのは
「神社に向かうまでの道」なのだと思います。
自宅から遠く離れた場所にある神社、
あるいは地元の人以外は滅多に訪れないような
小さな集落や山深い山中に鎮座している神社に、
わざわざ時間をかけて出向くということ自体が、
すでに「貴重なお参りのひととき」なのですね。
神社巡りをする前に、必ず事前調査をするのも、
神社への道のりや神社に参拝するまでの時間を、
おざなりにしてはいけない思うからでして、
目的地に対する意識が薄れれば薄れるほど、
「土地からのレスポンス」が悪くなります。
他人の家を訪れる際は、丁寧に挨拶をするように、
「他の神様の土地」を訪問するときの礼儀も、
常日頃から忘れないでいたいものです。