治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

PECSと発語

2011-11-23 09:33:00 | 日記
そういえば、仙台でPECSに関する講演を聴いたとき気づいた。
長沼先生の本作った後にPECSのお勉強したのは初めてだったなあと。

講演でもPECSにまつわる誤解の一つとして
発語が妨げられるのではないかと言う人がいるがそれはない、というお話が出たけど

で、VTRで
むしろ発語が促されたお子さんが登場していたけれども

長沼先生の本を読めば、脳みそ的にそれは当たり前だとわかると思いますよ。

発達障害の脳みそのお勉強して、そしてPECSを見てみれば
PECSの実践がむしろ口頭での言葉につながるとわかるはずですよ。


脳みそのお勉強って本当に大事なんですよね。
「仕組み」を知ることって、大事なんです。
小手先のテクニックを覚えても、小手先の支援にしかつながらないでしょ。
仕組みを知ることが、見分ける目を育てるんです。


昨日のエントリに空音さんからいただいた米にお返事の形で書きましたけど

手間にせよ、費用にせよ、時間にせよ、節約してるタイプの先生方
責任感どーしたのよ、
と私は思っています。

私などもこの仕事していて
自分が勉強するかどうかっていうのが、多くの人に影響を与えることを自覚していますよ。
それが社会的責務ってもんでしょう。
で、大人だったらみんな社会的責務背負ってるわけでしょ?

学校の先生だったら、勉強するかしないか、自己投資するかしないかが
直接的に何十人・何百人・何千人の将来に影響を与えるわけですよ。

自分がガジェットに投資するかどうか。

脳みそのお勉強をするかどうか。

それが多くの人の将来に影響するわけです。

それが教師っていう仕事の醍醐味じゃなかったの?
それで教師っていう仕事を選んだんじゃないのかな?

リラックスする時間を持つなというのではないですよ。
サステナブルな社会人生活のためには必要。
このへん誤解する頭の悪い人がたまーにいるから、くどくど書いておきますが。

でもまあ

自己投資を避けるタイプの支援者は選ばないようにするのは当事者保護者にとって大事な基準になっていくと思いますね。

小手先だけのテクニックを追っている人か

仕組みを知ろうと怠らない人か

どういう支援者を選ぶかが
保護者にとっては大きな仕事になっていきますね。

☆☆☆☆☆☆☆☆

もはや大相撲が私にとってリラックスタイムかどうかは微妙なわけですが。

とりあえず、勝ち越し。