治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

いただいたお手紙全部読みました 2

2011-11-08 07:55:37 | 日記
さて、できあがってきましたよ。
かわいいです。


昨日第一陣を送り出しました。
大地君のおうちにも。
大地君は、最近宅配便の追跡がブームになっているらしく、伝票番号を教えてねと言われていたので
伝票を写真に撮って送りました。

早い方のもとには、今日にも届くことと思います。

いただいたお手紙もひとつひとつ読んでいます。

結構今回、親子で読むので二冊ご注文! という豪気なお方も何人もいらっしゃったのですが(ありがたいことです)

親子きょうだいで読んでくださっている修行系のご一家のケース。
自分たちと同じように頑張っている子が北海道にもいるという事実に勇気付けられている。
学校の読書感想文でも「ぼく、アスペルガーかもしれない。」を取り上げてくださったそうです。
大地君と自分はどこが同じでどこが違うか。自分にはどういう工夫が必要か。
そういうことを考えるきっかけになったそうです。一冊の本としては、幸せな読まれ方ですね。

もう何年も直販で買ってくださっている方からは、お子さんの成長の経過が送られてきます。
これがまたうれしいです。
こんなことができるようになりました、とか。
こんな場面に出会ったけど乗り越えました、とか。

そして新しいお客様もいらっしゃいます。
「ぼく、アスペルガーかもしれない。」はそらパパのレビューを見て読まなかった。でもその後「活かそう! 発達障害脳」を買って読み



「発達障害は治りますか?」を図書館で読み、結局購入。




そうなると考え方が変わり、大地君の前作を図書館で読み、この際大地君の三冊まとめて大人買い。



こういうケース、大変に興味深いです。

つまり

あのレビューを真に受けた人でも、「活かそう! 発達障害脳」のコンセプトにひきつけられたということは
心のどこかで脳の可塑性みたいなものを信じていたのではないかと思います。

そしてそれを読んでみたら「トンデモ」と読まずに批判されていた神田橋先生の本が実はまともな本ではないかと考え、図書館で借りてみたら、結局買って手元に置きたくなり

脳の可塑性、ということに納得すると
修行の意味がはっきりした、ということで、大地君の本に興味が向いた、ということなのかな、と思います。

ノウハウの本ではわからないこと
WHYがわかること。

岩永先生も、神田橋先生も、そして長沼先生も
WHYの部分が優れている先生なのではないかな、と考えています。

それにしても

最初あのレビューを真に受けたおかげで、神田橋先生の本と出会うのが1年遅れたのかも。

もったいない、と思いますが、まあ大人が自分で判断することですからね。

さて、本日到着の方たち

もしできたらダジャレコンテストに応募してくださいませ。
応募総数ゼロだと画伯も私も悲しいです。

書店売りがおそらく今週末から来週頭というところなので
11月30日を締め切りとさせていただきます。

よろしくお願いいたします。