新聞の投稿欄に「娘の闘病ブログ支えに」というタイトルで掲載
された74歳主婦の方の記事、そのエピソードを「あるブロガー
の死と家族の思い」というテーマで書いたのが昨年の2月15日
再度このテーマに触れたいと思う。
3年前46歳という若さでこの世を去った娘さんの闘病ブログ、
(悪性リンパ腫寛解めざして)病気になった戸惑い、不安と怖れ
家族への思いを綴った闘病ブログ、多くのブログ仲間からの優し
い励ましと体験談、新しい治療法などが寄せられ、娘さんは元気
づけられ慰められたが「応援ありがとうございます」という3年
前7月の書き込みが最後となり46年の人生を終えた。
その後亡くなったことをブログで知らせるとたくさんの暖かい言
葉が届いたことに感銘をうけた両親、娘さんを亡くした悲しさ、
悔しさから立ち上がろうとしてる決意とブログ仲間への感謝の念
が込められてる新聞記事であった。
私がブログにこのことを掲載してしばらくして、このお母さんか
らコメントを頂いた、その内容は「いまだに娘を亡くした喪失感
から抜け出すことができない」というものであった。
時間がたてば傷が癒されると言われる一方で喪失感は時間がたつ
ほど大きくなり「どうして?」と今だに娘さんの死を受け入れら
れないでいるお母さんの心境ではないかと思う。
このブログがご本人が亡くなってから3年経っても閉じられるこ
となく閲覧してる人がいるという現実、新聞の寄稿でブログ名を
公表したことで多くの人に閲覧して欲しいという遺族の願いがき
っとあるのではと思う、そしてブログの力というのは本当に大き
いと痛感している。