gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

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13年前に製作のAGC機能付きスタンドマイクの手入れ、追記:音質改善

2014-07-10 12:14:04 | アマチュア無線機器関係
2014年6月30日 室温26.8℃ 外気温27.2℃

昨日のPM4:00に当地でも急な風、雨、雷に見舞われました。
最近の天候は異状です。

昨日迄に、13年前に八重洲のハンデイ機用に製作したスタンドマイクを
Kenwood8ピン仕様に変更しました。快調に動作しています。


テープレコーダ用の3V動作IC:M51121Pを活用した物です。


基盤表面の実装図です。


内部状態です。プラケースなので、基盤を上側フタ、下側に敷いています。


回路図です。
電解コンデンサなど、おかしな部分もありますし、もう少し部品を減らせる様です。

交信実験でも、妙なコンプレッションアンプの様な感じも無く、出力が一定
になる動作は捨てがたいと思っています。


覚え書きの様なものです。

2014年7月1日 追記 友人の依頼で部品点数減らし、定数を変更しました。
特に、IC:M51121Pの電源の平滑コンデンサの容量C09、C10を減らしました。
RFフィルタも除外しています。

IC:M51121Pはどこにも売っていないようです。私の在庫でも10個位です。
(ネットでは結構有るようですが詳細なデータシートが無いですね)

補足
AGCレベルは、抵抗値が最大で101KΩ、最低で1KΩですが、抵抗値が大きい程、
感度が上がりますがすぐ飽和しますので、程ほどの所で止めます。

FM機用の音質に合わせたつもりだが、SSB用見たいに高域が延びています。

調整が好きな方でしたら、SSB用FM用に切り替えSWを持って、CTの値も
小さく(0.1μFなど)落として切り替えて使うのもありです。

特に、2SC1815-Yはエミッタに100Ωを入れて、電流帰還させて入力インピーダンス
も、大まかには、hfex100Ω≒15KΩにしていますので音質は良いです。

AGC、ALC、コンプレッションなど呼び方は色々あるようですが、このICは
電子ボリュウム動作で、音声の頭を切る様な事はせず、ゲインを自動操作
するので面白いです。

2014年7月8日追記 音質改善:高域の制御


高域改善後のAGC付きスタンドマイク


レタリングをして見ました。ケースに変色が有るのが残念。

運用試験では、FMでは高域が出過ぎの様で、高域を落とす方法を検討
して、何処に対処するか試行錯誤した結果、2SC1815のC-B間
に、4700PF(初め0,01では落ちすぎの感)に決めました。

これでは、面白く無いので、SSB用とFM用としてスライドスイッチを
付けて切り替え可能としました。

初め、C-B間の220KΩと時定数1/2πCRでは200PFでfc≒3.5KHz
といい加減な計算で装着しても高域のNFB量が不足で、結果として
4700PFに落ち着きました。

三菱のM51121Pと言う3V動作のテープレコーダ用ICで、ここまで出来れば
良いのではと思います。


良好です。

2014年7月10日 追記 全体として高域成分が多いので変更しました。 

ECMからのコンデンサ0.047μFを1μFに変更したら低域が伸びて
中音域を含めて自然な音になりました。

しかし、モービル用の小さいSPで車で聞くには、0.047μFでも問題
無いですが、固定同士で大きめのSPで聞くには違和感が有ったので
交換して見ました。

交信してレポートを貰い評価して見ます。

数局と交信して見ましたがFMのまろやかさとSSBの高域強調部分は
ADONISのスタンドマイクに似ている部分も有り満足しています。

以下、改善後オリジナルと、部品点数を減らした回路図です。

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*注  本回路は私のオリジナル設計部分を含みますので製作は自由ですが、
    販売に使用する事は禁じます。
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改善後オリジナル


部品点数を減らしたもの


注:【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等を禁じます。】


2014.8.13 追記

交信実験で分かった問題点と対策など。

1.無線機によっては、低域が出過ぎなどがありました。
2.FMとSSBでは変調レベルが違うのに気が付きました。

他の人に試作して貰い、変調音を確認して対策をしました。

1.の対策

10ΦのECMでスリット無しだと、低域が強い感じがする。

①6ΦのECMであわせる。
②スリットをECMにつける。
③TR2の出力10μF→1~4.7μFに落とす。
④マイク出力に1μFを追加して10ΦECMとする。→私はこれで対応。


2.の対策

SSB用に独立したVRを付けて、FMとSSBを切り替える。→良好


これで、TR式の補助アンプを使った回路は完成です。