gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

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Diamond GS-3000V 30A 電源の修理

2019-09-24 14:22:41 | 電源機器の修理
2019.9月24日 26℃ 雨ー曇り

通常使っているノートPCがブログのログインが出来ず、2日調べたが原因不明で、予備のノートPCで
ブログを書く羽目になりました。以下、ブログです。参考になれば幸いです。
中古で購入しました。・動作確認では下記の状況でした。

1.現象
格安で入手した、GS-3000V 30A電源ですが、負荷をかけると、
電流は0.5A程度で電圧が13.8Vから0Vになると言う状態でした。


初め電流計も動作していましたが、LED交換後、巻き線が切れて振れなくなりました。


電流計を100μAのものと2個1で交換後修理完了となったもの。


負荷計で10A流している所

2.壊れていると考えられる部品の交換




①半固定VRの交換:VR1:10KΩ、VR2:500Ω、VR3:50KΩ
 このうちVR1:10KΩは接触不良でした。(電流が流れない
②電解コンデンサは全て交換しました。(大容量は除く)

③逆接保護のダイオードも交換しました。

④電流計も当初は動作していたがCOILが切れて不動となりました。

⑤FAN制御用のサーミスタも不良で交換

3.修理

①半固定VRの交換:VR1(10KΩ)、VR2(500Ω)、VR3(50KΩ)

②電解コンデンサの交換

③逆接保護ダイオードの交換

④電流計は2個1で100μAの電流計を利用、但し制限抵抗付加
 ここが一番に大変な作業となりました。
 内部抵抗が元:1.475KΩ、交換品:680Ωなので10KΩーVRで調整

4.修理箇所の画像


・交換した電流計にVR:10KΩで指示値を合わせた。15A迄は正常だがそれ以上は未確認。




・この基盤にはVR2、VR3が乗っている。


・ここには電流制限用のVR1がある。


・ここにはサーミスタを交換して動作点を調整のため、2KΩをパラにしている。

5.最後に

電流計が動作後、コイルが切れており、復元しようと試みるが再現出来なかったのが残念ですが、
自分で使うのだから良しとしました。

こういう大きくて重いアナログ電源は最近は、はやりませんが、自己修理向きと思います。

まあ、治って良かった。、あとは最大電流の調整が残りました。

・参考資料


電流計の交換

参考回路図:電圧計が見えないので参考迄


2019.10.8 追記 :30A負荷の確認

15A迄は負荷計で確認出来ていましたが、30Aでの確認が出来ていなかったので、今日実施しました。

黒いテープはLEDの光もれを消すのと、交換した電流計の位置が上がっていて見苦しいので付けています。

30A負荷に20W 0.4Ωのセメント抵抗を使いましたが13.8Vで計算上は34.5Aながれるのですが、
電圧ドロップとオーバロード気味で抵抗値が変わるので短時間での計測です。


負荷をかける前


負荷をかけた時

まあまあ、と思いますが、過負荷時のリレー切替保護のVR1の調整が危険で出来ていません。

100W負荷だと、効率50%としても、実質200W以上消費しますから、13.8Vx30A≒400W 20Aなら276Wと、
100W機1台で使うなら安全と思います。

更に、SSBモードで有れば平均出力電力は、約30W(他の消費:100Wと仮定)しても十分と思います。

追試験を終わりました。