gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

144MHz リニアアンプ TONO MR-1300Eの修理・調整。 生き返りました

2014-09-05 15:58:55 | アマチュア無線機器関係
2014年9月5日(金) 外気温:36℃(西日)、室温:28℃

今日で、修理依頼されていたTONOのMR-1300Eの修理が完了です。


動作試験中(ダミーロード)

1.トラブル内容
・プリアンプの受信感度が悪い、ATTになってしまう。
・パワーが出ない

2.調査
リレーRL1、RL3の不良(経年使用による劣化)と
プリアンプのFET:3SK59の破壊、調整不良です。→3SK45に交換

OMRONのG2V-12Vで既に製造されていません。

足ピンが同じの、NAISのDS2E-M-12Vが寸法、構造が同じですので
交換することにしましたが、リレーの電源配線が+、-逆になっています。


修理前の表側基盤の状態。RL1のコイル側が足を曲げてGNDに繋がっています。変です。


青色の線はダイオード経由でGNDです。ここにRL1の足ピンは無いです、変です。

DS2E-M-12Vは+、ーが決まっていて逆だと動作しません。
G2Vはどちらに接続しても動作してしまいます。

2.改造・調整


おかしな点も有るが、今の所、この配線で問題なく動作しています。
追試される方は自己責任でお願い致します。


リレー交換と各種トリマー類の調整済み。

3.性能
・13.8Vで10W→60W、5W→40WとパワーTR:MRF245の劣化が進んでいます。
・受信はS3→フルスケールになるレベルです。古いMOS-FETなのでこの程度。

ガリ砒素FETに交換したいが、回路定数の変更が必要なので止めました。

4.参考回路図


この回路図どうりでは無いので、参考迄です。

調べた結果では、
RL1のコイルはパワーリレーRL4のTX側に繋がっているし、RL3はRX側に繋がっています。

アマチュア無線資格で2アマ以上で固定局なら、最大200Wまで許可されますが、
電気代が勿体ないし、交信出来る範囲でローパワーが良いですね。

久振りに回路図と違うので配線を改造されたのか、仕様変更なのか知りませんが
現状把握に時間が取られました。

まあ、良かったです。