教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

節電…暗い道・動かぬエスカレーター 障害者「外出怖い」

2011年04月30日 12時19分33秒 | 社会・経済
 『東日本大震災の影響で節電ムード一色になるなか、障害者に不安が広がっている。エスカレーターの停止で通い慣れた道がつかえなかったり、照明が消えた暗い道で転倒したりするためだ。大規模停電回避に必須の節電だが、外出を控えるようになった人もおり、バリアフリーへの配慮が求められている。
 ◆階段に気づかず転倒

 「目印にしていた案内板や自販機の照明が消えると方向感覚を失ってしまう。いつも使う階段がどこにあるかもわからなくなる」
 こう訴えるのは、「網膜色素変性症」の患者らでつくる団体の会長を務める金沢真理さん。この病気の主な症状に、暗いところでものが見えなくなる夜盲症(とり目)がある。
 普段は問題がなくても、暗くなって目印が失われると、エスカレーター停止のロープに気づかずひっかかったり、階段に気づかずに転倒したりするという。実際に骨折した人もいる。
 地下鉄などでは案内板の照明も消されているため、乗り換えや改札がわからなくなることも。障害者や高齢者の使用が想定されるエレベーターの案内板の照明まで消されている駅もあり、視覚障害者からは「駅の改札や階段を使うのが怖い」という声が上がる。
 ◆「命にかかわること」

 視覚障害者だけではない。身体障害者にとっても“いつもの経路”が使えないのは大きな不安だ。
 筋ジストロフィーを患い、足に障害のある東京都世田谷区の女性(43)は「なるべく外に出ないようにしている。出かけるとしても1人では無理」と打ち明ける。転倒したら1人で起きあがることができないからだ。
 エスカレーターの停止で混雑した階段は他人にぶつかる可能性を考えると怖くて下りられない。女性は「案内板にも停止場所を記してほしい」と、具体的な節電場所の情報を求める。
 東京メトロは、具体的な節電対策は各駅の判断に任せており、一律の対応は難しいという。
 ただ、案内板の点灯などバリアフリーの対応も順次進めるとしており、「できるだけ不便を取り除きたい」と話す。
 バリアフリーに詳しい慶応大学の中野泰志教授(障害心理学)は「節電は仕方ないが、障害者にとっては我慢できるできないの話ではなく、生死にかかわること。不便を感じても言いだしにくい雰囲気になっている。公共機関では、照明のついた安心安全なルートを確保すべきだ」と話している。』産経新聞 4月30日(土)7時56分配信
高齢者や身体障害者、視覚障害者、足の不自由な人や病気人などの社会的弱者の立場に立った節電が必要であり、照明の消された暗い地下鉄の通路や階段で転んで怪我をしたりしないような配慮が必要です。駅のエスカレーターやエレベーターも高齢者、足や体の不自由な人、身体障害者や視覚障害者、車椅子の人達や体力の無い病気の人の為に動かすべきです。健康な人、健常者の目線に立った節電対策では、高齢者や身体障害者、視覚障害者、足の不自由な人や病気の人、社会的弱者の切り捨てです。生死に関わる事故や怪我人が出たリ、外出出来なくなったりたりする人も多いと思います。交通事故対策や地下鉄や駅の通路、階段で事故が起きないように人の生命や安全を脅かすような極端な節電対策は、行き過ぎでは有りませんか。極端に走る過ぎる節電対策の行政指導で、日本のエレクトロニクスの工業生産まで低下し、デフレと不景気も東日本大震災による三重ショックの日本経済の低下も回復出来ません。
防犯上暗い地下鉄の長い通路や階段、駅のコンコースは問題が出ると思います。暗いと目が届きにくく引ったくりやスリ、痴漢の犯罪が横行しないか心配です。不必要な電力と必要な電力確保を明確に区別していく事が大切では有りませんか、
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