教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

福島の酒 全国が応援 風評被害一転、人気V字回復

2011年04月30日 11時42分32秒 | 社会・経済
 『福島県産の日本酒の人気が急回復している。福島第1原発事故による風評被害や物流中断の影響で、3月は売り上げが落ち込んだが、4月になって首都圏を中心に全国から注文が増加した。「福島の酒を飲んで応援したい」という顧客が多いためで、各酒造会社は「4月の売上げは昨年を上回る勢い」と話している。 大七酒造(二本松市)の倉庫には一升瓶6本入りのケースが山積み。大型トラックで連日、全国に出荷している。 担当者は「震災前より多いくらいだ」と出荷に追われる。3月の売上高は前年同月比で2割減だったが、4月は上回る見込みだ。太田英晴社長は「首都圏だけでなく、取引がなかった地方も含め全国から注文が相次いでいる」と話す。 栄川酒造(磐梯町)も3月は前年比3割減だったが、4月は一転して好調。同社は「東北の酒を応援しようと、ここ1週間ぐらいで注文が急増した」と言う。
 独自の義援金シールを貼り、売り上げの一部を被災者に贈ることも決めた。担当者は「注目されるのはありがたいこと。一過性のブームに終わらせないようにしたい」と意気込む。
 県内の酒造業界には4月上旬まで、原発事故による風評被害の危機感が広がっていた。県酒造協同組合は、浜通り、中通り、会津の3地方から日本酒を1本ずつ選んで検査し、放射性物質が検出されないことを公表するほどだった。 人気のV字回復について、酒卸大手の日本酒類販売(東京)は「被災した東北3県の地酒に、全国が注目している。これまで出荷が少なかった西日本でもキャンペーンが盛んになっている」と説明する。 原発事故は収束せず、多くの県民が避難したままで、県内消費は冷え込んでいる。末広酒造(会津若松市)は「県内の売り上げ減を、首都圏などの注文で補っている状況」と話す。 県酒造協同組合は「出荷先が県内中心の酒造会社も多い。本格的な回復のためには、足元の復興が不可欠だ」と地元にも期待している。』河北新報 4月30日(土)6時13分配信
義を見てせざるは勇無きなりの諺通、「福島の酒を飲んで応援したい」というお酒好きの人の応援で全国各地からの注文が増えて本当に良かったですね。日本人の人情もいまだ廃れていません。読売新聞 4月21日(木)14時34分配信・福島ナンバー拒否、教室で陰口・風評被害に苦悩『東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故で、福島県から県外へ避難してきた住民らが、心ない仕打ちを受けるケースが相次いでいる。 長期にわたる避難生活を強いられている被災者が「人への風評被害」にも苦しめられる事態に、識者は「科学的に全く根拠のない風評被害だ」と冷静な対応を求めている。 「福島県から来たことを隠しますか」。福島県南相馬市の男子児童は千葉県内の小学校への転入手続きで、教師からこう聞かれた。母親は意味がよく分からずに「隠さなくていい」と答えた。男児の席は教卓の前で左右は空席になっていた。
 日本弁護士連合会によると、母親は弁護士に相談し、「原発事故による一時転入なので学校に改善を求めると子供が居づらくなる」と話したという。 南相馬市から群馬県へ避難した小学生の女子児童は、「福島県から来た」とクラスの子供から避けられたり、陰口を言われたりして不登校になった。 千葉県船橋市教委は、南相馬市から来た小学生の兄弟が嫌がらせを受けたとする連絡があり、「子供たちに避難者の気持ちを考えるよう指導するように」と小中学校に通知を出した。
 福島県いわき市の運送会社は、「放射能の問題があるので、いわきナンバーで来ないでほしい」という取引先の依頼を断れず、東京都や埼玉県でトラックを借り、荷物を積み替えている。社長(61)は「取引先から『いわき』ナンバーで来るなと言われたら従わざるを得ない。何とも理不尽だ」とため息をつく。 福島県田村市に工場を持つ埼玉県の会社は、福島ナンバーの車に乗った社員が首都圏のガソリンスタンドなどで利用を拒否され、埼玉県内ナンバーを使うよう指示した。』と言う 福島第一東京電力原子力発電所の事故による県放射線漏れの心無い風評やデマに基づく差別事件や人権侵害が起こり今問題になっている中、日本人としての昔から言われている義理と人情が忘れられていないと思いました。東日本大震災による原子力発電所での事故で収拾しないで困っている福島県と東北三県の酒造会社を助けたいと言う人達の人の輪が全国的に出て来たと言う事です。米どころの東北地方の復旧で復興が、日本全国の皆さんの応援で進みますように心からお祈り申し上げます。福島県酒造協同組合は、浜通り、中通り、会津の3地方からの日本酒を1本ずつ選んで正確に検査し、放射性物質が検出されていないと言う時事を今後とも皆さんに公表し続け、安心して飲めるお酒であると言う表示をし不安と風評を一掃して福島のおいしいお酒の信頼を今こそ得て下さい。福島県酒造協同組合は、東京電力福島第一原子力発電所での事故処理の目途が付くまで頑張り抜いて下さい。
福島県酒造協同組合

日本酒主要産地としての福島県の復建と、福島県が開発した酒米『夢の香』の普及を目的 としたふくしまの酒. www.sake-fukushima.jp/

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