教育カウンセラーの独り言

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jlj0011のblog 東芝の死期!?<本澤二郎の「日本の風景」(3540)

2019年12月30日 14時50分44秒 | 国際・政治
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東芝の死期!?<本澤二郎の「日本の風景」(3540)
2019/12/30 08:37
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東芝の死期!?<本澤二郎の「日本の風景」(3540)より、転載させて頂きました。


<西室泰三の清和会小泉接近・原発・郵政民営化に突っ込んで>


 よたよたの安倍晋三が正月休みで健康を回復できるだろうか?12月28日の日刊ゲンダイの特報記事が話題を集めている。200人ほどの内閣記者会との、恒例の餌まき行事の忘年会を、やや強引に計画(27日)、そこでマイクを握った安倍が、つい本音を漏らした一言、それは「死期が迫っている」!


 東芝はどうか?西室泰三が清和会・小泉内閣と癒着、郵政民営化や原発に突進したころから、因果応報よろしく沈没が始まった。三井財閥の代表製造企業の東芝が、かじ取りを権力に委ねた途端、坂道を転げ落ちるように沈んでいった。そこには、人間の命を軽視する東芝経営陣が、自らの死期を早めているように感じてならない。


<人間の命の尊さが理解できない経営陣>


 次男正文が東芝病院に、誤嚥性肺炎で2010年4月7日午後、緊急入院、内科医の診断の結果、同日夕刻時に1週間の予定で入院したのだが、その数時間後に突然、呼吸が止まった。


 カルテは、息子を個室に入れられたまま、実に100分も放置していた。タンが喉に詰まっての、非業の窒息死である。東芝病院は警察に通報し、死体解剖をしないまま、遺族に放り投げた。ありえない医療事故死だった。文句なしの業務上重過失事件だった。


 個室には警報装置さえも設置していなかった。看護師センターからも離れた二重扉の個室だった。明々白々たる殺人に相当する事故死である。この10年、息子の無念すぎる死が脳裏から離れることはない。


 それから10年の歳月を迎えるが、東芝はいまだに反省も謝罪もしない。東芝経営陣の異様・異常な対応に、この10年間、付き合わされている精神の疲労はただ事ではない。人間の命の尊さを理解できない無責任経営の東芝から、再建の兆しは見えてこない。


<リストラで帳尻合わせは無能経営の証拠>


 このほど法政大学院の真壁教授は、ビジネスジャーナル誌で、東芝の現状と今後について書いた。さすがに浮いた楽観論はない。


 宝の山であるはずの従業員の首切り、リストラで帳尻合わせをしている、と指摘した。これは日産再建にかけたカルロス・ゴーンの手口と同じだ。誰もができる経営手法である。


 企業にとって人材が宝・城である。人間が、現在と将来の発展を約束するものである。だが、東芝の無能経営陣は、人材の放出で今もやりくりしている。


 ご存知、経済産業省の役人に実態経済はわからない。彼らの言いなりになって、原発事業に特化したことで、底なし沼に落ち込んでしまった。多少英語ができるという西室に過大な期待をかけた。米英が時代遅れとして放り投げたWH買収で、ババ抜きのババをつかまされた。以来、粉飾決算でやりくり、株主を欺いた。


 息子が事故死した翌年の2011年3月11日に、福島東電原発が爆発炎上した。3号機は東芝製である。1,2号機は水素爆発だったが、東芝製の3号機は間違いなく核爆発。息子正文の怨念がそうさせたものか、父親はふと年甲斐もなく想像してしまった。


 仏教は因果応報を説くと教えられた。西室は郵政社長になって、そこでも大きな失敗をしでかした。西室と清和会の罠にはまった東芝ということになろう。


<息子の命を奪いながら反省謝罪なしからの沈没>


 あらゆる事象の結果は、ことごとくそれまでの過程の原因の積み重ねによる。


 科学もしかりである。目には見えないが、悪事を働く人間もまた、いずれ発覚して、その責めを受けるだろう。現在の安倍晋三その人である。


 目下の安倍晋三の精神や持病もまた、この法則から逃れることはできない。神社神道や統一教会、その他不可思議な信仰をもってしても、彼の現在の化石化する皮膚から、すっきりとしたさわやかな表情を見つけることはできない。多くの政治スキャンダルを隠ぺいするために嘘をつく。証拠品を焼却したりと、切れ目のない犯罪行為が、安倍の精神を暗く、悪化させる。


 そのことが持病をも、悪化させている。「死期が迫っている」という安倍発言は本心と見たい。


 正文の命を奪った東芝である。それでいて一度も反省しない。謝罪もしない。それを10年も続けている。東芝経営陣に改革・再生の気力を見て取ることは不可能だ。人間失格経営陣の東芝は、ブラック企業に相違ない。


 息子を地獄に落としたまま、健全な再生は困難であろう。因果応報は東芝経営陣にも襲い掛かっている。


<稼ぎ頭の半導体も手放して前途は暗い>


 東芝の稼ぎ頭は半導体事業である。これを昨年6月に手放した。現在は社会インフラ事業に特化して再生を図ろうとしているというが、肝心の人材が不足している。この10年余の、追い立てられてきた企業スキャンダルに、生き残った東芝従業員に覇気が見られない。


 半壊した空母のような東芝である。そこへと内外の経済環境は悪化している。


ひところ、北京の繁華街、王府井入り口の東芝の広告は、もう取り外されて10年近くになろうか。


 ワシントンに盲従した東芝に対して、現在のトランプ政権は、世界経済を自国向けに改編しようと、力づくで押し切ろうとして、世界経済を混乱に陥れている。2020年の世界経済は、そう明るいものではない。むしろ厳しい。


 「新たな収益の柱になる事業を育成することができるのか」が現経営陣に課せられているが、人間性のひとかけらもないような経営陣にとって容易ではないだろう。


 過去の膿を吐き出してこそ、再建の手掛かりをつかむことができる、と2019年の終わりに、あえて経営陣に訴えたい。人間尊重・生命の尊厳にこそ、企業の再建は掛かっている。


2019年12月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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