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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

人気投票より政策が大事。山内康一『蟷螂の斧』

2012年09月05日 15時28分56秒 | 国際・政治

このところ民主・自民の二大政党の党首選が報道され、
「選挙の顔として誰がいいか」とか、
「世論調査の支持率が高いのは誰か」とか、
「派閥の領袖が誰を支持するか」とか、
「〇〇は若手議員の人望がない」とか、
政策とは無関係のポイントが多く語られています。

本来の党首選挙は「何をやるか」こそ重視すべきです。
特に民主党の党首は次の首相であり、自民党の党首は、
次の次の首相になる可能性の高い政治家です。

「日本をどういう国にしたいのか」という点よりも、
世論の支持が高いか低いかが話題になるのは変です。

党首に立候補する人が、どんな政策を実現したいのか、
何のために政治家を目指したのか、を問うべきです。

私が新首相にやってほしいと思う政策を考えてみました。
いろんなことを期待したいですが、5本柱に絞りました。
こんな感じです;

【政権構想の5大目標】
(1)政府と市民社会、市場の新しい関係
  ⇒市民や企業も参加して“公(おおやけ)”を担う社会
  ⇒大きな政府ではなく、大きな市民社会を目指す
  ⇒適度な規制(過剰ではなく、かつ、環境や安全に配慮)
  ⇒民間がより良くできることは民間に任せる
  ⇒地方自治体にできることは中央政府はやらない(地方分権)
  ⇒行政はサービス供給者から環境整備者へ

(2)子どもの貧困の撲滅と未来への投資(教育と科学技術)
  ⇒所得格差を教育格差につなげない教育制度づくり
  ⇒子どもの貧困をなくす制度(低所得家庭を狙い撃ち)
  ⇒基礎研究は政府。応用研究は民間(減税措置等で支援)

(3)人間活動と自然環境のバランス(脱原発、農林水産業)
  ⇒省エネと再生可能エネルギーの拡大普及
  ⇒環境と調和した農林水産業、工業、都市計画
  ⇒環境税の拡大強化(増収分で法人税減税や省エネ投資)

(4)自由で開かれた国際秩序、世界の平和と安定、人類の生存
  ⇒法と秩序を重んじ、開かれた自由な国際社会をつくる
  ⇒海洋国家として航海の安全や海洋環境保全でリーダーシップ
  ⇒地球温暖化対策や熱帯雨林保全、砂漠化防止、水環境保全
  ⇒日米安保に加え、豪州やインド、ASEAN等との関係強化

(5)プライマリーバランスの黒字化:歳出削減先行
  ⇒徹底した歳出削減を中心に財政の黒字化
  ⇒医療の効率化を含め、社会保障費の伸びの抑制
  ⇒歳出削減徹底後にそれでも足りなければ、その時増税を検討

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