このところ民主・自民の二大政党の党首選が報道され、
「選挙の顔として誰がいいか」とか、
「世論調査の支持率が高いのは誰か」とか、
「派閥の領袖が誰を支持するか」とか、
「〇〇は若手議員の人望がない」とか、
政策とは無関係のポイントが多く語られています。
本来の党首選挙は「何をやるか」こそ重視すべきです。
特に民主党の党首は次の首相であり、自民党の党首は、
次の次の首相になる可能性の高い政治家です。
「日本をどういう国にしたいのか」という点よりも、
世論の支持が高いか低いかが話題になるのは変です。
党首に立候補する人が、どんな政策を実現したいのか、
何のために政治家を目指したのか、を問うべきです。
私が新首相にやってほしいと思う政策を考えてみました。
いろんなことを期待したいですが、5本柱に絞りました。
こんな感じです;
【政権構想の5大目標】
(1)政府と市民社会、市場の新しい関係
⇒市民や企業も参加して“公(おおやけ)”を担う社会
⇒大きな政府ではなく、大きな市民社会を目指す
⇒適度な規制(過剰ではなく、かつ、環境や安全に配慮)
⇒民間がより良くできることは民間に任せる
⇒地方自治体にできることは中央政府はやらない(地方分権)
⇒行政はサービス供給者から環境整備者へ
(2)子どもの貧困の撲滅と未来への投資(教育と科学技術)
⇒所得格差を教育格差につなげない教育制度づくり
⇒子どもの貧困をなくす制度(低所得家庭を狙い撃ち)
⇒基礎研究は政府。応用研究は民間(減税措置等で支援)
(3)人間活動と自然環境のバランス(脱原発、農林水産業)
⇒省エネと再生可能エネルギーの拡大普及
⇒環境と調和した農林水産業、工業、都市計画
⇒環境税の拡大強化(増収分で法人税減税や省エネ投資)
(4)自由で開かれた国際秩序、世界の平和と安定、人類の生存
⇒法と秩序を重んじ、開かれた自由な国際社会をつくる
⇒海洋国家として航海の安全や海洋環境保全でリーダーシップ
⇒地球温暖化対策や熱帯雨林保全、砂漠化防止、水環境保全
⇒日米安保に加え、豪州やインド、ASEAN等との関係強化
(5)プライマリーバランスの黒字化:歳出削減先行
⇒徹底した歳出削減を中心に財政の黒字化
⇒医療の効率化を含め、社会保障費の伸びの抑制
⇒歳出削減徹底後にそれでも足りなければ、その時増税を検討
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