(読売新聞)
世界遺産・姫路城(兵庫県姫路市)で、平成の大修理に使った工事用建屋の解体が進み、姿を見せた真っ白い大天守が観光客らを驚かせている。
愛称「 白鷺
しらさぎ
」通りの優美さは「昭和の大修理」(1956~64年)完成以来。数年後には黒みを帯びて落ち着いてくる。市の担当者は「今なら白鷺城と呼ばれることに納得してもらえるはず。50年に1度の機会」としている。
◆目地まで漆喰
姫路城は「 白漆喰総塗籠造
しろしっくいそうぬりごめづくり
」と呼ばれる工法が特徴。5重で地上6階、地下1階の大天守は防水防火のため、壁や窓の格子、瓦の継ぎ目「目地」にまで漆喰を塗っている。目地は盛り上がっており、眺める角度によって灰色の瓦を隠し、屋根全体を白く見せる。
市立城郭研究室によると、江戸時代までの天守が残る全国12城のうち、屋根の目地に漆喰を使っているのは姫路城と松山城(松山市)。村田和宏室長は「壁の一部が板張りの松山城とは異なり、全て真っ白に見えるのは姫路城だけ」と強調する。
平成の大修理では2年半かけ、カビや風雨で黒や茶に変色した外壁、屋根の古い漆喰をはがして塗り直したり、上塗りしたりした。防カビ剤も塗布。瓦は約8万枚のうち、約6万4000枚はカビや 苔
こけ
、ほこりを洗い落として再利用した。3年半ぶりに姿を見せた大天守は、屋根の白さが際立つ。姫路城から約1キロのJR姫路駅北側の眺望デッキでは、観光客が「うわ、真っ白」と驚きの声を上げる。インターネット上の掲示板には「あれじゃあ、白すぎ城」という書き込みまである。」
あれじゃあ「白すぎ城」、大修理・姫路城に賛否両論が有っても修理、補修しないと後々まで残せません。有事でも無く太平洋戦争中ではないのですから、白すぎても問題は無いじゃ有りませんか。白すぎ城と言わず長い風雪に耐え歴史生き抜いた姫路城が大修理前と比べしろく綺麗になった世界遺産と国宝の姫路城を見て、昔の人の城作りの建築技術の素晴らしさや歴史的建造物として世界的な価値を思えば良いでは有りませんか。
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