教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

出版:「子どものことばと文化-昭和から平成へ」--「詩人校長」澤田さん /大阪

2009年09月23日 16時11分48秒 | 受験・学校

『「元気さにつながる 教育現場での詩作」 児童詩を分析、著作で訴え--澤田省三さん 元小学校教諭・校長の澤田省三さん(62)=大阪市東淀川区=が「子どものことばと文化-昭和から平成へ」(銀の鈴社、2100円)を刊行した。教育現場で子どもと共に詩作に励み「詩人校長」と呼ばれた。「最近、笑い転げる子どもの姿をあまり見ない。生の詩を書かせることは元気さにつながる」が執筆の動機だ。1948年、毎日新聞大阪本社学芸部副部長だった作家の井上靖らがかかわって大阪で創刊した児童詩の月刊誌「きりん」(71年に220号で廃刊)に注目。62年までに載った計7630編を読み込み、子どもの心をとらえた事象を分析した。 家で勉強すると手の影ができる夜の暗さ、ひどい雨漏り▽家族全員が汗して働かないと生活に事欠く切実な金銭感覚▽手伝いと遊びの混在--など。約100編を引用した。 <三年女子「おかあさん」 わたしがいいんになってかえってきたら/おかあさんは/「よかったなようこ」と白いかおでわろてくれはった/なんでそんなにうれしいの/およめさんになったのとちがうのに> <四年男子「しんだおかあちゃん」 おかあちゃん/「し」のしょうじょうもろたよ/ふでばこもろたよ/バッジももろたよ/おかあちゃん/みんな/おぶつだんのところへならべとくよ/おかあちゃん/これ さわってみてね> 澤田さんは「いま『書かせる教育』は、手間がかかるので敬遠されているが、日常の言葉をつないで考えることが学力の基本」と話している。 』 毎日新聞

インターネット自体になったとは言え読、書き、ソロバンが見直されているのです。教育の江戸時代からの教育基本です。時代は現代に変われども変わらぬもの、大切な教育の基礎かも分かりません。今パソコンが普及し、自分の考え自分の手で書かなくなって来ています。自分考えをどう書くか、思考力を養成することにもなりますから、国語教育の基本です。国語教育の充実が、各教科の基礎力となり、基礎学力の底上げと、学力低下を防ぐ要となると思います。日本語正しく話せない、読めない高校生も増えている昨今、小学校からの国語教育が大切で有ると言う証明にほかなりません。澤田先生の教育現場での詩作の実践で、現代の教育の問題点が見えたように思います。教育現場で、先生が子供達に詩の書き方を教え手添削したりすることで先生との心の触れ合いが出来、子供達の学校生活や家庭生活が分かり、先生と生徒のコミニケションが生まれると思います。無着成恭先生の生活綴り方教室にも会い通じるものが有るのではないでしょうか。子供達が、詩の型式に囚われない口語自由詩の型式を使い、大阪弁で素直な気持ちで、書かれている詩から学べき事、教育の取り組まなければならないことや後と者気持ちや置かれている環境も知ることが出来るのではないでしょうか。子供達を教えることは、子供達から学ことになるのです。教育現場の学び舎の精神を忘れてはなら無いと思います。澤田省三先生の「子どものことばと文化-昭和から平成へ」(銀の鈴社、2100円)の御出版の成功を心からお祈り申し上げます。

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