2021年3月17日 19時52分
日本医師会の中川俊男会長は17日の定例記者会見で、首都圏の1都3県に出ている緊急事態宣言を21日の期限で解除する場合、改正特別措置法で新設した「まん延防止等重点措置」を直ちに取るように求めた。東京の日々の新規感染者は微増傾向にあり、17日は1カ月ぶりに400人を超えた。「第4波」を防ぐために必要な措置だと訴える。
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中川氏は「地域によっては新規感染者数が下げ止まりか、横ばいから増加に転じている。リバウンドの危険性が高まっている」と指摘。また「変異株が国内各地で確認され、昨日は国内初の死者も出た」と警戒感を示した。
厚生労働省は16日時点で、国内で変異株の感染者が399人確認されたと発表した。9日時点と比べて128人増で、地域は21都府県から26都道府県に拡大。内訳は英国株が374人、ブラジル株が17人、南アフリカ株が8人。(藤川大樹)
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