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13Jun
2016
大どんでん返しが起きる夏の外務省幹部人
私は何度も書いてきた。
もし安倍首相が杉山晋輔外務審議官を外務事務次官に昇格させるなら大した度胸だ、やれるものならやってみろ、と。
なぜなら、杉山氏が外交機密費を私的に流用していたという醜聞は周知の事実だからだ。
おりしも舛添東京都知事の政治資金私的流用が大問題となっている時だ。
そんな時に、杉山氏を外務次官に任命すれば、たちまちメディアが騒ぎ、安倍首相の任命責任が問われる。
負けられない参院選を前にして、杉山氏のスキャンダルをメディアが書きたてたら安倍政権はアウトだ。
ところが、今月の初めに各紙が一斉に流した。
紆余曲折の末、杉山氏の次官昇格が6月3日の閣議決定で決まったと。
私は目を疑った。
しかし、報道をよく読むと、次官を含む外務省幹部の夏の人事の発令は6月中に行われるとなっている。
まだ外務次官は斉木昭隆なのだ。
おそらく、大どんでん返しがある。
私がそう思ったのは、今日発売の週刊現代(6月25日号)「霞が関24時」の記事を読んだからだ。
そこにはこう書かれている。
すなわち、「本当に事務次官があの人で大丈夫なのか」と外務省内で不安が渦巻いていると。
ある外務省職員は「野党やマスコミから叩かれるのは必至だ。騒動になれば外交どころではなくなる」と動揺を隠せないと。
私が書いてきた通りの事を外務省職員も考えているということだ。
まだが外務省も良識のかけらが残っているということだ。
それでも杉山氏を外務次官に任命するのなら、「大した度胸だ」を通り越して、安倍首相は墓穴を掘ることになる(了)
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