本澤二郎の「日本の風景」(4789)

<壊れた時計=岸田も植田・日銀も前任者丸呑みで坂道転げ落ちる!>より、転載させて頂きました。

 「馬鹿は死ななきゃ治らない」というが、平和なはずだった21世紀は、国も自然も地球規模で壊れている。水も空気も大地も汚染されっぱなしだ。食べ物も農薬・防腐剤など添加物だらけ。それにつけても日本の為政者の大馬鹿ぶりには閉口させられてきたが、その典型例は前任者の不正腐敗の温存路線。

 森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の「神風」信仰をベースにした改憲超軍拡戦争体制に向けて、岸田文雄内閣も猛進している。カネがないのに戦争準備資金43兆円を「やくざ代議士の倅」に委ねている。アベノミクスも学者馬鹿のいい加減な主張を、勉強嫌いの安倍が信じ込んで強行し、大衆は物価の急騰に四苦八苦させられている。

 ようやく10年の黒田東彦の悪しき金融政策が終わってほっとしたのも束の間、黒田の後継者の学者馬鹿・植田和夫の日銀も、黒田路線を丸呑みした。潤う輩は財閥・株屋・外人投資家のみ。強烈すぎる円の刷りまくりによる金利ゼロ政策は、円の超安値路線だ。ひたすらハイパーインフレ・日本破局へと押しやっている!

 社会は為政者の資質と舵取りに左右される。監視役が言論だが、今の言論は政府広報に徹していて、庶民大衆に寄り添う姿勢が見られない。言論の腐敗が、この国を壊している。「時計を修理するチンパンジーはいないか」「猿ばかりか、猿以下の日本に前途はない」とあえて指摘するほかない。

 

<貧者・庶民大衆殺しの学者馬鹿は物価急騰の悲劇を黙認>

 大平正芳蔵相は「大蔵省の使命は円の価値を安定させることだ」と側近に訴えていた。安倍内閣の大馬鹿財務相の麻生太郎は、そうした当たり前の役割を放棄して、黒田の大馬鹿に任せて人々の生活を圧迫した張本人の一人だ。

 金利ゼロで円を刷りまくるという意図的な手口で、円の価値を下げてきたが、デフレは収まらなかった。原因はモノがあふれる時代では、消費は伸びないという常識を、安倍も黒田も麻生も理解していなかった。三馬鹿大将だ。ある程度の生活を約束されていたはずの日本の庶民は、泣かされ続けた。一方で、財閥の内部留保資金は500兆年以上も膨れ上がり、投資意欲を喪失して日本経済は死に体に陥った。半導体再建に苦戦している。

 黒田の大馬鹿を植田も始めた。黒田丸のみ路線に、株屋と外人投資家は腹を抱えて喜んでいる!投資家は利息のない巨額の円を借りて、暴利を得てきたが、またまた植田に安心して円安は外国勢にうまく利用されている。

 

 超円安は輸入大国の日本経済をねじれさせる。超物価高である。地元で採れる新鮮野菜でも2%どころか、50%前後に跳ね上がっている。これでも消費者一揆が起きない日本の不思議である。

 日本人は猿以下ではないか。馬鹿がつくほどおとなしい。昨日も袖ヶ浦市と千葉県の小役人が、放射能・核のゴミを投棄した問題などで、住民に説明会を開いた。参考のため現場に立ち会った。

 ヤクザ産廃業者よりの説明にうんざりさせられた。それも2時間以上も付き合わされて、さすがに耐え切れず「あなた方は業者とグルではないか。やくざなんか怖くないぞ」とタンカを切って、その場を後にした。猿と猿の話し合いに付き合わされてしまったものか。住民の命の危機に対して役人は、それでも業者に媚びを売って、悲劇きわまりない住民に押し付けている。

 これが安倍が吹聴した地方創生なのか?

 

<日銀の国債・株買いで外人投資家は笑いが止まらない>

 日本を破壊するような異次元の金融緩和を教え込んだ米国在住の学者馬鹿は、今どうしているのか。日本をぶち壊して喜んでいるのであろうか。「日本は猿か猿以下だ。チンパンジーはいない」といって腹を抱えているのであろうか。

 

 財閥の腹はカネで膨らんでパンパン状態だ。そのツケを物価の番人でもある日本の中央銀行が全てを面倒見ている。麻生の大馬鹿ぶりも安倍そっくりだった。しかも、ご丁寧に黒田は財閥の株まで買い占めて、面倒をみた。超過保護の財閥は、自社株を買い込むと株高になる、それを経営陣は懐い入れて1年で億万長者だ。「我が世の春」の財閥は、わずかな金を政界に配れば済む。それでも選挙ともなると、自民党は超金権選挙でもって敗北するはずの候補者も当選させた。今回の補選の結果だ。選挙は新聞テレビも恩恵を受けることになっている。

 ふんぞり返って喜んでいるのが外人投資家だ。ゼロ金利だからタタで円を借りてくるだけで、ぼろ儲けできるのだから。黒田は竹中平蔵などよりも腹黒い悪党であろう。

 

<円紙切れのハイパーインフレの恐怖に怯える市民>

 財政は破綻状態の日本である。「我が国は借金大国」と言って悲鳴を上げた人物は小渕恵三内閣。いくら借金しても心配ない、という大バカ者がいるらしい。頭が狂った経済学者はどこにもいるのであろうが、それに政治屋がぶら下がったらおしまいだ。山本太郎は大丈夫だろうか。

 国民は敗戦時の日本を思い起こしてイラついている。円が紙切れになるハイパーインフレである。間違いなくそこへと突っ込んでいる。

2023年4月29日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

安保3文書質疑山本太郎

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/26423

中村敦夫氏の「統一協会」国会質問!|高橋昌一郎|note

https://note.com/logician/n/na2b8f6187b79