産経新聞 11月2日(水)21時39分配信
『 大津市のマンションで10月、住人の市立中学2年の男子生徒(13)が転落死した問題で、大津市教委は2日、全校生徒への調査で、男子生徒に対するいじめが確認されたと発表した。男子生徒は死亡の約1カ月前から同級生数人に殴られ、死んだハチを食べさせられそうになったり、ズボンをずらされたりするなどしていたという。学校側は父親から相談を受けていたが調査せず、死亡前にいじめを把握していなかった。
男子生徒は10月11日朝、大津市尾花川のマンションから転落し、死亡しているのが見つかった。滋賀県警大津署は自殺の可能性が高いとみて調べているが、遺書は見つかっていない。
市教委は10月17~19日、いじめなどがないか同校の全校生徒859人を対象に文書でアンケート。約8割の生徒が回答し、男子生徒へのいじめの記述があったため、聞き取り調査した。
市教委によると、いじめはいずれも数人の生徒から受け、首を絞められたり、整髪料のスプレーをかけられたりもしていた。けがはなく、加害側の生徒数人は聞き取りに「ふざけただけ」と話しているという。
一方、担任の男性教諭は9月以降、「いじめがある」との噂(うわさ)を別の生徒から聞き、男子生徒と同級生とのけんかのような姿も目撃。しかし、男子生徒に直接確認したところ、「大丈夫。同級生とも仲よくしたい」と答えたため、それ以上調査しなかったという。
また、学校側は、9月に父親から男子生徒の金遣いについて2回にわたり相談を受けたが、父親が「息子には言わないでほしい」と話したため、調査しなかったという。市教委の聞き取りでは、男子生徒が同級生から金品を取られるなどの事実は確認できなかった。
市役所で記者会見した市教委の葛野一美・教育部次長は「事前にいじめを把握できなかった責任を感じている」としながらも、「いじめと転落死との因果関係は分からない」と述べた。』
男子生徒は10月11日朝、大津市尾花川のマンションから転落し、死亡しているのが見つかった。滋賀県警大津署は自殺の可能性が高いとみて調べているが、遺書は見つかっていない。
市教委は10月17~19日、いじめなどがないか同校の全校生徒859人を対象に文書でアンケート。約8割の生徒が回答し、男子生徒へのいじめの記述があったため、聞き取り調査した。
市教委によると、いじめはいずれも数人の生徒から受け、首を絞められたり、整髪料のスプレーをかけられたりもしていた。けがはなく、加害側の生徒数人は聞き取りに「ふざけただけ」と話しているという。
一方、担任の男性教諭は9月以降、「いじめがある」との噂(うわさ)を別の生徒から聞き、男子生徒と同級生とのけんかのような姿も目撃。しかし、男子生徒に直接確認したところ、「大丈夫。同級生とも仲よくしたい」と答えたため、それ以上調査しなかったという。
また、学校側は、9月に父親から男子生徒の金遣いについて2回にわたり相談を受けたが、父親が「息子には言わないでほしい」と話したため、調査しなかったという。市教委の聞き取りでは、男子生徒が同級生から金品を取られるなどの事実は確認できなかった。
市役所で記者会見した市教委の葛野一美・教育部次長は「事前にいじめを把握できなかった責任を感じている」としながらも、「いじめと転落死との因果関係は分からない」と述べた。』
大津市立中学2年の男子生徒13歳が、転落死しましたが。この男子生徒は、この世に二度と戻ってきません。大津市教育委員会がいじめかどうか中学校側に聞き取り調査しないと分らないようでは困ります。この中学校の生活指導の取り組みの問題です。虐めと暴力行為も区別して中学校側も生活指導すべきではなかったのでしょうか。男子生徒が同級生から金品を取られるなどの事実は確認できなかったと言っていますが恐喝が何度も中学校内で実際に行われていた可能性も有ります。葛野一美・教育部次長「いじめと転落死との因果関係は分からない」と述べてもいじめや暴力行為や恐喝まがいのことが実際には度々繰り返されて自殺に追い込まれたと推察出来ます。転落死したこの男子生徒は、誰にも相談出来ずに転落したという事は中学校で、よっぽどことが有ったと思います。子供の命を大切にし、基本的人権を守るのが学校教育の中、義務教育での役目と使命と思いますが。教育人権論と命の大切さが等閑にされているのでは有りませんか。生徒、子供達の命の重たさが分らない大津市教育委員会や中学校では困ります。虐めは少なくならず今の大人社会の投影として、日本の子供達の間に潜在的に蔓延し陰湿化しているのではないでしょうか。
人の命の重さを感じていない教育委員会や中学校
自己の保身のために何もかもうやむやにしている。。。
こんなことでは、子どもたちを守る事は出来ないし、
亡くなった子どもが、命をかけて訴えているメッセージを読み取る事はできないですね。。。