毎日新聞 12月7日(月)7時31分配信
『介護している自分の家族を殺害した「介護殺人事件」44件を毎日新聞が調べたところ、半数近い20件で加害者が昼夜を問わない過酷な介護生活を強いられていたことが分かった。不眠で心身ともに疲れ果てた末に犯行に及んだとみられる。「事件当時はうつ状態」と診断された例も目立った。介護疲れによる殺人や心中は後を絶たないが、認知症や障害を抱えた家族を介護する人たちの厳しい現実が浮かび上がった。【渋江千春、向畑泰司】
毎日新聞は2010~14年の5年間に、首都圏1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)と近畿2府4県(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山)で起きた介護殺人のうち、裁判記録を確認できたり、関係者を取材できたりした44件について、背景や動機を調べた。
その結果、20件(45%)の加害者は昼間だけではなく真夜中も介護したり、思い悩んだりして、深刻な寝不足に陥っていた。認知症や痛みを伴う病気の患者は睡眠障害や妄想から、眠らずに介助を求め、大声を出すことも少なくないとされる。20件の加害者もこうした家族を介護しており、不眠が続いて追い詰められていたことがうかがえる。
20件以外の加害者が不眠に悩んでいたかどうかは分からなかった。ただ、44件のうち35件(80%)について、裁判所が介護疲れを事件の主な要因と認定しており、不眠に悩んでいた加害者の割合は実際はもっと高いとみられる。他9件は貧困による将来の悲観などが背景にあったとされた。
「不眠」の20件のうち8件の加害者は事件後の精神鑑定で「昼夜を問わない介護などで、事件当時うつ状態や適応障害だった」と診断された。不眠が続いた影響で精神的に不安定になった可能性がある。
他の事件の多くは精神鑑定がされていなかったとみられる。
◇介護家庭を対象に24時間態勢で往診する兵庫県尼崎市の長尾クリニック院長、長尾和宏さんの話
自宅で家族を介護して睡眠不足になっている人は相当いるのではないか。認知症の患者や寝たきり状態が長い人は時間の感覚が狂って昼夜が逆転することが多く、真夜中に食事やトイレの介助を求めるからだ。睡眠不足が続くと、うつ状態になりやすい。介護殺人は決して特異な例ではない。昼も夜も1人でずっと介護する生活は拷問に近い。介護ヘルパーの夜間訪問制度はあるが、対応する事業所が少なく、十分に機能していない。
介護保険制度は介護する側を支援する視点が欠けている。休息を取りながら在宅介護できる仕組みの構築や介護する人への有益な情報提供が必要だ。』
介護で、鬱病以外に何度も深夜起こされ夜眠れず、寒い朝突然脳血栓になった知人もいます。この人大手電鉄会社の線路保線の修理班長で頑健な人でし、お舅さんの介護で脳梗塞で倒れられ半身不随で杖無しでは歩けなくなられました。
東京の私のお世話になっている女性の52歳のお友達 お母さんの介護でうつ病になってしまったそうです。私も両親の介護で健康を害した身です。ベテラン元看護師でお世話になった外科部長の知り合いの方でしたが貴方の年なら健康を回復出来ますが、もう貴方以上の人では健康を回復できませんと言われました。とにかく介護は疲れます。私も駅で二回倒れました。
親切な管理薬剤師さんと家の近くの元薬店の自然食に衣替えされた女性店主さんに助けられどうにかこうにか回復できました。
有る看護師に介護で健康を害したなんてと笑われましたが。
親戚も今時助けてくれません。自分が、子供五人生んで健康だと自慢していても、一時間後のことは神様、仏様しか分からない今の世の中です。二日前に風邪を引いても一日寝れば治り、病気知らずの元気だった主人が突然倒れ、入院し一ヶ月後に亡くなったとスーパーの壁に掛けられた広告を見ていた時声を掛けられた奥さんのお話です。
英国首相のウィストン・チャーチルは、「その国の高齢者の姿を見れば、その国の文化水準がよくわかる」と言いました。麻生太郎副総理兼財務相はい以前政府の社会保障制度改革国民会議で、「余命わずかな高齢者など終末期の高額医療費に関連し、「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」と持論を展開した発言を考えますと今の果たして日本文明先国と言えるのでしょうか。『子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道』を政治家にお贈りしたいと思います。
『子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道』
作者は不詳。妙好人(=浄土宗の信徒の誰か)という。永六輔が著作『大往生』で、愛知県の犬山で見たビラの言葉を広めたという。
サンケイ新聞2013.1.21 13:08更新
麻生副総理「さっさと死ねるように」 高齢者高額医療で発言
麻生太郎副総理兼財務相は21日開かれた政府の社会保障制度改革国民会議で、余命わずかな高齢者など終末期の高額医療費に関連し、「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」と持論を展開した。
また、「月に一千数百万円かかるという現実を厚生労働省は一番よく知っている」とも述べ、財政負担が重い現実を指摘した。
麻生副総理「さっさと死ねるように」発言を撤回 高齢者高額医療費問題で
地方公務員給与削減めぐりバトル 麻生氏「避けて通れないんだ」
『介護している自分の家族を殺害した「介護殺人事件」44件を毎日新聞が調べたところ、半数近い20件で加害者が昼夜を問わない過酷な介護生活を強いられていたことが分かった。不眠で心身ともに疲れ果てた末に犯行に及んだとみられる。「事件当時はうつ状態」と診断された例も目立った。介護疲れによる殺人や心中は後を絶たないが、認知症や障害を抱えた家族を介護する人たちの厳しい現実が浮かび上がった。【渋江千春、向畑泰司】
毎日新聞は2010~14年の5年間に、首都圏1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)と近畿2府4県(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山)で起きた介護殺人のうち、裁判記録を確認できたり、関係者を取材できたりした44件について、背景や動機を調べた。
その結果、20件(45%)の加害者は昼間だけではなく真夜中も介護したり、思い悩んだりして、深刻な寝不足に陥っていた。認知症や痛みを伴う病気の患者は睡眠障害や妄想から、眠らずに介助を求め、大声を出すことも少なくないとされる。20件の加害者もこうした家族を介護しており、不眠が続いて追い詰められていたことがうかがえる。
20件以外の加害者が不眠に悩んでいたかどうかは分からなかった。ただ、44件のうち35件(80%)について、裁判所が介護疲れを事件の主な要因と認定しており、不眠に悩んでいた加害者の割合は実際はもっと高いとみられる。他9件は貧困による将来の悲観などが背景にあったとされた。
「不眠」の20件のうち8件の加害者は事件後の精神鑑定で「昼夜を問わない介護などで、事件当時うつ状態や適応障害だった」と診断された。不眠が続いた影響で精神的に不安定になった可能性がある。
他の事件の多くは精神鑑定がされていなかったとみられる。
◇介護家庭を対象に24時間態勢で往診する兵庫県尼崎市の長尾クリニック院長、長尾和宏さんの話
自宅で家族を介護して睡眠不足になっている人は相当いるのではないか。認知症の患者や寝たきり状態が長い人は時間の感覚が狂って昼夜が逆転することが多く、真夜中に食事やトイレの介助を求めるからだ。睡眠不足が続くと、うつ状態になりやすい。介護殺人は決して特異な例ではない。昼も夜も1人でずっと介護する生活は拷問に近い。介護ヘルパーの夜間訪問制度はあるが、対応する事業所が少なく、十分に機能していない。
介護保険制度は介護する側を支援する視点が欠けている。休息を取りながら在宅介護できる仕組みの構築や介護する人への有益な情報提供が必要だ。』
介護で、鬱病以外に何度も深夜起こされ夜眠れず、寒い朝突然脳血栓になった知人もいます。この人大手電鉄会社の線路保線の修理班長で頑健な人でし、お舅さんの介護で脳梗塞で倒れられ半身不随で杖無しでは歩けなくなられました。
東京の私のお世話になっている女性の52歳のお友達 お母さんの介護でうつ病になってしまったそうです。私も両親の介護で健康を害した身です。ベテラン元看護師でお世話になった外科部長の知り合いの方でしたが貴方の年なら健康を回復出来ますが、もう貴方以上の人では健康を回復できませんと言われました。とにかく介護は疲れます。私も駅で二回倒れました。
親切な管理薬剤師さんと家の近くの元薬店の自然食に衣替えされた女性店主さんに助けられどうにかこうにか回復できました。
有る看護師に介護で健康を害したなんてと笑われましたが。
親戚も今時助けてくれません。自分が、子供五人生んで健康だと自慢していても、一時間後のことは神様、仏様しか分からない今の世の中です。二日前に風邪を引いても一日寝れば治り、病気知らずの元気だった主人が突然倒れ、入院し一ヶ月後に亡くなったとスーパーの壁に掛けられた広告を見ていた時声を掛けられた奥さんのお話です。
英国首相のウィストン・チャーチルは、「その国の高齢者の姿を見れば、その国の文化水準がよくわかる」と言いました。麻生太郎副総理兼財務相はい以前政府の社会保障制度改革国民会議で、「余命わずかな高齢者など終末期の高額医療費に関連し、「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」と持論を展開した発言を考えますと今の果たして日本文明先国と言えるのでしょうか。『子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道』を政治家にお贈りしたいと思います。
『子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道』
作者は不詳。妙好人(=浄土宗の信徒の誰か)という。永六輔が著作『大往生』で、愛知県の犬山で見たビラの言葉を広めたという。
サンケイ新聞2013.1.21 13:08更新
麻生副総理「さっさと死ねるように」 高齢者高額医療で発言
麻生太郎副総理兼財務相は21日開かれた政府の社会保障制度改革国民会議で、余命わずかな高齢者など終末期の高額医療費に関連し、「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」と持論を展開した。
また、「月に一千数百万円かかるという現実を厚生労働省は一番よく知っている」とも述べ、財政負担が重い現実を指摘した。
麻生副総理「さっさと死ねるように」発言を撤回 高齢者高額医療費問題で
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