【ビジネスアイコラム】佐川急便がアマゾンから撤退 宅配業界大揺れ (1/2ページ) 2013.10.01
日本独自の発達を遂げた宅配システムは、ついに首都圏などかなり広い範囲で「当日配達」が可能になるほどスピードアップした。その原動力は、ネット通販の世界最大手であるアマゾンだ。同社の当日配達実施率は、人口ベースで全国の8割近くまで達した。ネットで注文したその日のうちに商品が届くうえ、ほとんどのケースでは送料がかからない。(フジサンケイビジネスアイ)
だが、宅配業者にとってアマゾンについていくのは、容易なことではない。宅配便2位の佐川急便は、今年4月にアマゾンとの取引のほとんどを返上した。数量の変動が大きく、時間指定を含めサービスの要求水準が高い一方で、対価は極めて低かったからだ。
2000年にアマゾンが日本に進出したときには、日本通運の「ペリカン便」が宅配業務を担当していた。それを佐川が引きついで、業界首位のヤマト運輸とともにアマゾンの配送を支えてきた。今回、佐川が撤退を決めたことで、アマゾンの宅配業務はほとんどヤマトが一手に支えることになった。
ヤマトと佐川は、国内の宅配市場のシェアがそれぞれ4割前後。わずかにヤマトが上回る程度だが、配送を支えるネットワークの構成は大きく異なる。ヤマトが国内に約4000の営業拠点を持つのに比べ、佐川はその1割程度。配達員の数も半分程度でしかない。
もともとヤマトのインフラは個人間取引を前提にできているが、佐川の場合は企業間取引がベース。その差が拠点数などに現れている。佐川は、配達員の数が足りない分は「アンダー」と呼ばれる下請けを起用して補ってきた。』
来年4月から消費税が上がり、日本経済は、安倍のミクスの効果が出てテブレから果たして脱却出来るでしょうか。買い控えで消費が低迷し落ち込み景気は悪くなったら、大資本力の有るアマゾンは、価格の引き下げで家電量販店と低価格競争を繰り広げ、大量仕入れと豊富な商品数を確保し速い即日配達で医薬品から何でも揃うインターネット百貨店として加藤競争に打ち勝って行くのでは有りませんか。日本、世界中の消費の低迷は、不況下の一大チャンスとして、逆手に取、積極的に日本の景気回復には左右されず豊富な品揃いと低価格競争で、消費者ニーズに応え利益を上げ、勝ち抜く作戦の経営戦略と思います。商品の品質の維持と速い指定日配達や代引き手数料の割引率と販売後の商品のアフターサービスの充実が鍵と思います。黒猫ヤマトは、最新配送システムを常に取り入れ時代のニーズに遅れを取らない便利なサービスを提供し配達中の商品の破損や事故防止、商品保障の充実を図っています。アマゾンの大口得意先として今後維持できるかどうかが問題ですが、まだまだこれからのアマゾンの需要と販路の拡大を見越しているのでは有りませんか。日本の黒猫は、本物の黒猫の言われ通り、商売ではなかなか強いと思います。アマゾンを追撃する楽天は、家電量販店やアマゾンの今後予想される低価格競争に勝ち残れるかどうかと言うことです。
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