心と頭のスイッチを入れなおして・・
3~4日前までは、台風が大阪を通過する予報だったので、今日のコーディネーションは延期のはずだったのですが、大きく遠回りをしてくるということで、予定通り長野中学校へ行ってきました。
いったんスイッチを切ってしまっていたので、入れなおしてリカバリーしたのですが、うまくいくか不安でしたね。
しかしながら実際やってみると、じぶん史上、かなり上出来な「主体的マップ」でした。
「依存的なあり様から主体的なあり様へ」という課題は、人間関係プログラムのベース中のベースなので、二学期のプログラムの実施は期待が持てるものになりそうです。
そんな流れだったので、最後のロールプレイングのモデリングも若いお二人のがんばりで、学びの多いものになったと感じています。
実施上、なにかありましたら遠慮なく「訊いて」くださいね。
主体性育成を目標に掲げた「FC今治高等学校 里山校」
岡田武史(FC今治高校里山校学園長・元日本代表監督)× 松木安太郎(元日本代表)
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子どもたちにストレスの付き合い方や、ロールプレーイングを通しての振り返りを通して、気づきを与えられると一番いいのかと思うのですが、なかなか私達の技術が全く追いついてないような気もしました。少しでも、2学期うまくいけばいいのになと思いました。
深美です・・そのとおりだと思います。大人が完全依存の状態になってしまえば赤ちゃんと同じなので生きていくことが困難になります。「赤ちゃんがえり」という現象は大人であっても起こってしまいます。一方、「100%主体的である」と言い切る人がいるとすれば、その方は実際は20%くらいの方です。つまり「完璧主義」なのですね。このような方は思い込みが強く、他者をすぐに否定します。ほんとうに主体的な人は、だいたい60%くらいにマッピングします。それは自分自身の課題やできていないことをちゃんとわかっている方なのですね。将棋の藤井さんはいつも「自分はまだまだだ」といいます。野球の大谷さんは「成長した」という言葉をよく使います。すごく大きなマップをもっておられるのです。
深美です・・ご心配なさらずに。要は、「主体的をめざす」ということが大切なことなので、依存的な自分を否定せずに認めてあげればいいのです。
また、ストレスの感じ方も人それぞれ違うとも思う。
アサーションロールプレイングは、とてもわかりやすかったし、参考になった。
ほんとうに大事なことだと思います。
生徒と共有したいです。
ただ、子どもたちに説明するのは難しそうだなと思った。
深美です・・「主体的マップ」は高校生以上の大人向けのワークショップです。中学生はまだまだ人生経験が少ないので、難しいですね。
また、大事だとわかっててもできないこともあるので、意識していきたい
その中で少し疑問に感じたことは、人間は完全に主体的にはならないのではないかというところです。主体と依存の割合は人それぞれあっても完全に染まっている人はいないような気がしました。
ロールプレイでは、関わり方や対処の仕方など詳しく学ぶことができました。ありがとうございました。
深美です・・おっしゃるとおりだと思います。かりに、100%のところにマッピングした方がいたとするなら、その方は多くの場合20%くらいの方です。つまり完璧主義であり思い込みの強い人だと言えるでしょう。逆に、だれが見ても主体的で尊敬できる人格の方がいたとします。そんな方は60%前後にマッピングをします。つまり、その本人のマップは何倍もの大きさをしたマップなのですね。主体的であるがゆえに依存的なところ、不十分なところ、自分の成長への課題が見えている方なのです。この姿勢がなければ成長はありません。
主体的、依存的は教科によって違うと思った
場面や目的によっても見方は変わるので難しいですが、これからの社会を生き抜く生徒になって欲しいと思います。
色々考えさせられた研修でした。
依存と主体の位置を見るというのも自分を知る意味では良かった