知事のたかり体質、パワハラ疑惑でもめている兵庫県では、この4月に昨年のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードを担当していた元県民生活部総務課長の男性(53)が亡くなった。自殺したものとみられる。
昨年11月に開かれたパレードは県や大阪府などでつくる実行委員会が主催。元課長はパレードの担当で、今年4月20日に急死した。しかし職員向けに訃報が通知されたのは3カ月後の今月23日だった
また、3月に斎藤元彦知事らを内部告発し、7月に死亡した元西播磨県民局長(60)の文書は、元課長がパレードに関する業務で疲弊していたなどと指摘していた。
斎藤知事は24日の会見で「遺族の意向で公表していなかった。パレードにご尽力いただき、お悔やみを申し上げたい」と語った。
県民局長も自殺したと見られており、短期間に2人の幹部職員が自殺したとなると尋常ではない。
元県民局長の内部告発については、百条委員会で審議中だが、職員組合から辞任を突き付けられている斎藤知事が、24日、県庁で定例会見をしたが、異例の2時間50分の長時間に及びここ数年の定例会見では最長だったという。
この中で斎藤氏は上郡町の梅田修作町長からワインを受け取ったことについて、「社交辞令」を少なくとも13回、「慣例」を14回使い、物品の受け取りを望んだことは社交儀礼であり、井戸敏三前知事 時代からの慣例だったと説明した。
また「PR」と少なくとも21回発言し、物品を受け取ることの正当性を強調した。
斎藤知事は、他の人がやっていたからと弁明、自身のモラルについて自覚が全くないようだ。
また、2人の幹部の自殺は、知事のたかり体質に抗議をしたというよりも、パワハラに要因している方が大きいと思われるが斎藤知事にその自覚があるのか疑わしい。
この問題は、任期をあと1年残す斎藤知事の居座りを許すか否か。県外でも注目している人は多いだろう。「関連:7月24日」