昨日、石破茂首相が所信表明演説を行ったが、何時もながら、与党の自民党、公明党は一応及第点、立憲民主ほか野党はことごとく酷評を下した。
殊に、立民の野田佳彦代表は「スカスカ」だったと何時もながら巧妙な評価を下した。
所信表明演説なので、一定の時間的制限があり、政策について具体的な説明を行うことは難しい面があるが、石破氏については、岸田文雄首相の退陣を受けて、党内野党と言われていた立場から、選挙の顔として候補者9人の中からトップに躍り出た点で、もう少し国民受けする内容の演説をすると期待していた向きにはさぞかしがっかりしたと思う。
党内野党の立場だった石破氏は、常々、内政、外交、防衛など様々な面で自前の政策を掲げていたが、これらは地方交付金。防災省の設置などを除くとほとんど封印した。というよりも、切り捨てたかもしれない。
その理由は、党内の圧力に屈したからだろう。大きな変転の1つは、総裁が決まった際、株価を引き下げた原因として、石破氏は、金利引き上げを望んでいるとされたからだが、それがあっさり現状維持に変わった。
つまり、決選投票の相手高市早苗氏と同じ、アベノミクスの継続に変転したように見える。
石破氏自身、身のふがいなさを感じているのか、これまでの自信に満ちた受け答えから、最近は、いかにも自信の無さを言葉だけでなく姿、形からも感じている人は少なくない筈だ。「関連:10月4日」
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